「就活の軸の実例を参考にして作りたい…!」
「志望企業に合った就活の軸の例がほしい…!」
今回は、Career Anchorがインタビューでお伺いした
をご紹介するだけでなく、就活の軸の解答例まで載せています。

就活の軸が必要な理由
そもそも就活の軸とは、
「入社をする上で譲れない条件」
「入社をする上で譲れない価値観」
のことです。
就活の軸を設定する理由は大きく3つあります。
効率的に就活を進めるため
日本に企業はおよそ360万社あると言われています。
就活という限りある時間の中で選考を受ける企業を選ぶためには、
就活の軸を設定しておくことで、効率よく選考を受ける企業を選別できます。
選考対策のため
「就活の軸を教えてください」
この質問は、選考を進める中で1度は必ず聞かれます。
就活の軸を聞かれる理由は、自社にマッチした人材かを企業側が判断するためです。
就活の軸を的確に答えることができれば、
企業と自身がマッチしている共通認識を取ることができるだけでなく、
入社後のミスマッチを防ぐため
「入社をする上で譲れない条件」を予め設定しておくことで
入社後のミスマッチをある程度避けることができます。
逆に、就活の軸を設定していないと入社後に後悔することがあります。
例えば、Career AnchorでインタビューをしたKさんは、
就活の軸を設定しなかったことで、入社後に仕事が辛くなったそうです。

私は特に就活の軸を設けておらず、
“なんとなく”で入社しました。

その結果、業務内容が想像と違いすぎて、嫌で辞めたくなりました。

具体的には、自分が営業を行う正確なイメージが無かったのでミスマッチになってしまいましたね。
⇩Kさんのインタビュー記事はこちら⇩
【就活生必見】人材業界の営業はやばい?1日100件電話して得た学び
【4ステップ】就活の軸の作り方
就活の軸は大まかに次の4ステップで作ることができます。
1.過去の振り返り
2.未来からの逆算
3.過去と未来の擦り合わせ
4.仮説検証
過去・未来のどちらを考える際にも、綿密な自己分析が必要不可欠です。
詳しい手順は以下の記事を参考にしてください!
⇩就活の軸の「見つけ方」と「答え方」⇩
【例文付き】就活の軸の「見つけ方」から「答え方」まで完全網羅!
先輩社員が掲げていた就活の軸『50選』
Career Anchorではこれまでにおよそ50人の若手先輩社員にインタビューをしてきました。
先輩社員が当時掲げていた就活の軸のうち、厳選した50個をまとめてご紹介します。
50個の軸は次の4つの項目に分類しました。
Philosophy(理念/目標)
Profession(仕事/事業)
Privilege(制度/待遇)
People(人/風土)




【主要5業界別】先輩社員が掲げていた就活の軸の具体例
50人の先輩社員の事例の中から、
の5業界に勤める方々の就活の軸について、背景を含めてご紹介します。
金融業界で働くJさんの例

就活の軸は2つありました。

①大企業である

新卒カードを使って大企業がどんなものか知りたかったからです。

日本の大企業は新卒でしか入れない会社もあるので、
一度きりの新卒を大企業に使いたいと考えました。

②法人営業を経験できる

大企業の法人営業の仕組みを学び、
自分が独立した際に役立てようと考えていたからです。
⇩jさんのインタビュー記事はこちら⇩
新卒で大手保険会社ってどう?営業成績1位の若手エースの脳内をのぞき見!
IT業界で働くYさんの例

就活の軸は5つありました。

①お客様と直接話せる仕事であること
②3年以内にプロジェクトリーダーになれること
③ITに関して何らかの技術的な強みを持つこと
④成果主義的な評価制度をもつこと
⑤業界に縛られないようなサービスを提供できること

将来なりたい姿を想像し、
そこから逆算した結果この5つになりました。

具体的には
「好きなことを仕事にしたい」
「会社に頼らず生きたい」
の2つが大事な価値観でしたね。
⇩Yさんのインタビュー記事はこちら⇩
採用はビジネス職、配属はエンジニア。SaaS社員に聞いた新卒入社後のギャップ
コンサル業界で働くKさんの例

就活の軸は3つありました。

①事業を前に伸ばすアプローチをしている

「将来的に何か始めよう」と思った際に必ず役立つスキル
であると考えたからです。

②尊敬できる人がいる
③コミュニケーションコストが少ない

面接やインターンをしながら判断していきました。

とあるコンサルのケース面接を受けた時に、担当の方が僕の言いたかったことをすごく上手にまとめてくれて
「この人頭いい!」と思いました。

そこで「絶対コンサルタントになりたい」と思いましたね。
⇩Kさんのインタビュー記事はこちら⇩
コンサルって何してるの?現役コンサルタントが語る”泥臭い仕事内容”
人材業界で働くNさんの例

就活の軸は2つありました。

①多くの業界と関われる

就活時点では明確に自分のやりたい事が見つからず、
入社後に多くの業界と関わりたかったからです。

②企業のビジョンと事業に整合性がある

学生時代にリーダーを務める中で、自分の言ってる事とやってる事が違いメンバーがついてきてくれない事がありました。
すぐに辞めないためにも”整合性”を重視しました。
⇩Nさんのインタビュー記事はこちら⇩
【人材業界の志望者へ】同期の半数がやめていく中で気付いた「大事な就活軸」
メーカー業界で働くKさんの例

就活の軸は「身近なものに関わる仕事である」でした。

自分の関わった商品へ日常的に触れる仕事なら高いモチベーションで取り組めると感じていたからです。

祖父がアサヒビールに勤めていて、退職後もずっとアサヒの商品を大事にしていたことが原体験ですね。
⇩Kさんのインタビュー記事はこちら⇩
【失敗談】業として働く食品メーカー社員が経験した「苦労の就活」
以上を見ると、その業界ならではの就活の軸を掲げていた方もいれば、そうでない方もいました。
就活の軸である程度の志望範囲を絞ることは重要ですが、
よく考えずに「〇〇という軸だからこの企業だけを受ける!」というのはおすすめしません。
あなたが知らない企業が、あなたの就活の軸にマッチしている可能性もあります。
「就活の軸がこれでいいかわからない…」
「就活の軸に合った企業が知りたい…!」
と思った方は、キャリアアドバイザーと相談しましょう!

就活の軸の回答例5選
最後に、選考で「就活の軸を教えてください」と聞かれた際の解答例をご紹介します。
全て150〜200字で構成されていますので、是非テンプレートとしてご活用ください!
「成長できる」を軸とした解答例
私の軸は「仕事を通じて成長できる」です。私は12年間野球に打ち込んできました。ミスした時やレギュラーを取れない時は試行錯誤を繰り返し、出来ることを増やす楽しさを学びました。御社は案件ごとに最適解が異なり、常にアップデートが必要だと感じています。自分自身の成長が事業に寄与でき、より社会貢献に繋がると思い志望いたしました。(160文字)
「人々の生活にインパクトを与えたい」を軸とした解答例
私の軸は「自らが主体となって人々の生活にインパクトを与えるビジネスを創る」です。私は大学で〇〇サークルの代表を務めていました。大会や企画の運営経験を通して、自らのアイデアと行動で多くの人を喜ばせることに強いやりがいを感じました。多様な関係者をリードし主体的にビジネスを生み出す御社なら、私の経験を活かしつつ同時に夢を実現できると思い志望いたしました。(175文字)
「チームを大切にする」を軸とした解答例
私の軸は「チームワークを大切にする」す。学生時代はカフェでアルバイトをしていました。非常に混雑する繁忙店でしたが、スタッフがお互いの仕事を相互に手伝い合っていたことで、遅れやミスなく商品を提供できていました。この経験からチームワークを重視しています。御社からは「チーム全体で協力して結果を出す」という文化を強く感じ、その一員として貢献したいと思い志望いたしました。(182文字)
「実力主義である」を軸とした解答例
私の軸は「実力主義である」です。大学時代は〇〇サークルに所属していたのですが、このサークルには上の学年の人が試合に出る慣例がありました。私は努力量と実力には自信があった上、力を発揮する機会があるからこそ成長意欲もより湧くと考えています。御社は活躍した分だけ評価される機会があるため、私自身も絶えず努力し、活躍したいと考え志望いたしました。(171字)
「人を喜ばせる」を軸とした解答例
私の軸は「人を喜ばせる」です。〇〇のアルバイトでは特に直接お客様と関わる機会が多く、お客様を笑顔にできることに魅力を感じています。たとえ落ち込んでいる時でも、お客様の笑顔によって私も元気になれます。このように、私は人を喜ばせる環境でこそ全力を出せます。御社は、目の前のお客様のために動くことをモットーとしており、私の軸と合致していると考え志望いたしました。(178字)
後悔しない就活の軸を見つけて納得内定へ
ここまでご覧いただいたあなたは、自身に合った就活の軸を見つけたのではないでしょうか。
実例から就活の軸を探すのはとても有効です。
しかし、最も大切なことは
ということです。
そのためには、綿密な自己分析を行い過去と未来を整理しましょう。
7つのフレームワークを埋めることで、あなた自身の就活の軸を発見することができます。
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