「どのように就活の軸を決めたらいいか分からない……」
「なんとなく就活の軸を決めたがこれでいいのか……」
「就活する中で自分の就活の軸が正しいか分からない……」
この記事は
の記事です。
今回は「就活の軸」の決め方について。
誰もが就活を始めた際に決める必要のある「就活の軸」。
そして「就活の軸」は
就職活動を続ける中で常にアップデート、見直しする必要があります。
今回はそんな「就活の軸」の決め方から就職活動をする中で「就活の軸」の見直し方までを解説していきます。
Career Anchorでは、就活軸を見つけるための自己分析シートを提供中。

就活の軸の決め方
「就活の軸」はよく
と言われます。
また「就活の軸」は実際は大きく分けて
の2つにわかれます。より詳細で具体的な就活の軸の具体例はこちら。
自分自身の会社を選ぶ就活の軸
まずは就活をし始めると「企業選び」をする必要があり、そのための「就活の軸」を作る必要があります。
例えばキャリアアンカーでも下記のようないろいろな就活の軸の紹介しています。
■ 場所や環境に関する「就活の軸」
・大企業かベンチャーか
・給料はどれくらい欲しいか
・都心勤務か地方転勤はありか
・同期の数はどれくらいか
・リモートワークはできるか
・家賃補助などの福利厚生があるか
・土日休みかどうか
・副業ができるかどうか
・働く時間(残業が多いか)
■ やりたい事に関する「就活の軸」
・グローバルで仕事ができるか
・若手からもチャレンジできる社風か
・やりたい職種とマッチしているか
・多くの業界の関わるか一つの職務を追求するか
・顧客を支援する側か自社プロダクトを伸ばしていく側か
・経営陣と近い距離で働けるかどうか
・大きな金額を動かす事にやりがいを感じるか、目先の1人の支援をしたいか
「就活の軸」の見つけ方
では「就活の軸」をどのように見つけたらいいのでしょうか。
キャリアアンカーでは下記の4つのステップで自分の「就活の軸」を定めていく事をおすすめしています。
Career Anchorでは、その4つのステップを網羅している自己分析シートを用意しています。

1.過去の振り返り
過去の自分のモチベーショングラフを作成し、自分が
・「何に興奮するのか」
・「どんな時にわくわくするのか」
・「今まで何にチャレンジしたのか、それはどういった要素か」
など自分を知る事により、未来の選択の「基準点」を知る事ができる方法です。

上記のシートのように、幼少期、小学校、中学校、高校、大学と時系列別に自分のわくわくした瞬間を記載します。
そして、その時に「なぜわくわくしたのか」また「どんな状況であったのか」を書き出す事によって、自分のモチベーションの根源を探す事ができます。
2.未来からの逆算
未来からの逆算とは
自分の理想の未来を決め、そこから逆算して必要な未来を決める考え方
です。例えば将来
・「グローバルで仕事をしたい」
・「年収1,000万円が欲しい」
・「30歳までに結婚してワークライフバランスを整えて仕事がしたい」
などいろんな欲求を一つずつ言語化してみましょう。
また自分の未来の想像がつきにくく、就活の軸がうまく定まらない人は下記の方法を実践してみるのがおすすめです。
①理想の人を書き出してみる
②こんな生活はしたくないという「マイナス」の軸を書き出してみる
③自分の憧れの生活を書き出してみる
の3つを実践してみましょう。
①理想の人を書き出してみる
自分の将来を考えるきっかけを見つけるため、自分の理想の人を思い浮かべ、その人に共通する条件を書き出してみましょう。
自分の高校やサークルの先輩、知っている経営者を思い浮かべたり、いろいろな記事を読み、たくさんの「ロールモデル」をみて自分の価値観に近い人を探してみましょう。
みんなで作る仕事図鑑
JOBPICKS
https://job.newspicks.com/
いろいろな職種・企業の社員からキャリアナレッジを直接聞けるメディア
U29
https://u-29.com/
後悔しない就活の軸が見つかるメディア
キャリアアンカー
https://career-anchor.jp/
②こんな生活はしたくないというマイナス面を書き出してみる
「就活の軸」を見つけたい人がよく「将来やりたい事から探す」やり方をしている場合があります。
ただし、大学生のときから「将来やりたい事」が明確で、かつ「就活の軸」が明確な事はほとんどありません。
多くの社会人にインタビューを行っているキャリアアンカーでも学生の時から
「将来やりたい事」が明確でそこから逆算で「就活の軸」を決めるという決め方の人はほとんどいませんでした。
「やりたい事」が明確でない中で、ではどのように「就活の軸」を決めていけばいいのか。
おすすめのアプローチとしては「マイナスから考える」事です。例えば
「地方勤務は嫌だ」
「年収1,000万円いかないのは嫌だ」
「同期が少ないのは嫌」
「スーツは着たくない」
「知名度の低い会社は嫌だ」
などの自分が「マイナス」に感じる事を言語化し、自分自身の企業の選択軸を増やしていきましょう。
また、「嫌だ」と言語化するだけでなく、なぜ「嫌なのか」を考えてみる事がおすすめです。
例えば「知名度の少ない会社は嫌だ」はなぜなのかを考えてみましょう。
↓「知名度が低い会社が嫌な理由」↓
・大きな仕事ができなさそうだから
・親に言いにくいから
・同期が少なそうだから
・優秀な人が少なそうだから
・給料が低そうだから
このように、少なくとも「知名度が低いから」ではなく、その根っこにはいろいろな理由がある事がわかります。
マイナス面を洗い出したら「なぜそう思うのか」を深く掘り下げてみましょう。
③自分の憧れの生活を書き出してみる
よく「やりたい事は何か」「夢は何か」を就活のときに問われるケースがあります。
ただ先ほどの通り、
大学生のときから「やりたい事」が明確になっている事はほとんどありません。
そのときの「就活の軸」の作り方としては「自分の憧れの生活」を書き出してみましょう
これは何を「したいか」という「Want to」ではなく「どうなりたいか」という「To Be」の状態で考えるやり方です。
例えば「30歳になった時」の状態で考えてみましょう。
・海外赴任をしていたい
・英語を話せるようになっていたい
・子供ができて家族を養っていたい
・自由な時間を作れるようになりたい
自分がどんな状態であれば「幸せなのか」を想像する事でより自分の就活の軸を明確化する事ができます。
④就活の軸の見つけ方まとめ
このように、「過去の自分から共通項を見出す」という就活の軸を見つけるやり方と「未来のありたい状態」から逆算するやり方の2つを組み合わせてまず仮の「就活の軸」を見つけてみましょう。
また企業の選び方はこちら↓
就職活動を通じた「就活の軸」の見直し方
「就活の軸」は就職活動を通じて、会社説明会を聞いたり、面接で自分で話している中で感じた違和感を一つずつ言語化し、修正していく必要があります。
就職活動で使える「本当の就活の軸」はすぐには見つかりません。
何度も業界分析や面接の練習をしながら就活の軸を見直し、常に精査し続けていく必要があります。
よく起こるミスが「就活の軸」を最初に設定したまま、改善せず面接に進んでしまうケースです。
最初に設定したままの「就活の軸」だと「社会の現実」とあった軸を作り込む事ができません。
そして「就活の軸と志望している会社があっていない状態」になってしまい会社の面接で人事側が「違和感」をもってしまったり、就職した後の「ミスマッチ」に繋がるケースがあります。
社会人の声を聞いて「就活の軸」を決める重要性
そこで大事なのが「社会人」や「就活に精通したエージェント」を通じて自分の「就活の軸」をレビューしてもらい、「評価」してもらう事です。
社会人やエージェントは社会で働いていたり、人事と対面でやりとりしている事もあり「間違った就活の軸」に精通しています。
自分の「就活の軸」をレビューしてもらい、より面接でも通用する軸にブラッシュアップしてこそ、面接で使える「就活の軸」ができあがります。
Career Anchorでは、キャリアアドバイザーによる面談サービスを実施しています。
面接で使える「就活の軸」にしたいと思っているあなた、是非下記リンクからご応募ください。
就職の軸の作り方まとめ
まとめですが、このように「就活の軸」は下記の3つのプロセスで作ります。
①過去から振り返りをしつつ、将来の「ありたい姿」から仮で就活の軸を設定。
②キャリアアドバイザーや友人との面接練習や実際のインターンの面接を通じてまずは人前で就活の軸を「言葉」にして話してみる
③面接官のフィードバックやキャリアアドバイザーのフィードバックを通じて自分の「就活の軸」を「社会」と「自分」の擦り合わせを行い、的を得た納得感のある内容に仕上げていく。
実際の社会人の「生」の就活の軸
「後悔しない就活の軸」が見つかるメディア「キャリアアンカー」では実際に社会にでて活躍する社会人に「生」の就活の軸をヒアリングしています。
また「就活の軸」を学生時代に定めて、そのあと「入社後の振り返り」を実際にインタビューしています。
ここでは実際の具体例を見ていきましょう。
金融大手3年目の男性の就活の軸と振り返り

Sさんの「就活の軸」は「データ分析ができる会社」「業界1位の会社」でした。
ITベンチャー2年目の男性の就活の軸と振り返り

Uさんの「就活の軸」は「成熟していない組織である事」「マーケティング職である事」でした。
コンサル5年目の男性の就活の軸と振り返り

Kさんの「就活の軸」は「事業を伸ばす事を学べるか」「尊敬できる人がいるか」「コミュニケーションコストが低いか」でした。
人材大手5年目の男性の就活の軸と振り返り

Sさんの「大人のワクワクを作れるか」でした。
人材大手5年目の男性の就活の軸と振り返り

Sさんの「就活の軸」は「中小企業の手助けができるか」「人を喜ばせる事ができるか」でした。
キャリアアンカーではこのように実際に社会人に「学生時代の就活の軸」をインタビューしています。