「ESに書くための志望動機や就活の軸が無い……」
「今すぐコピペして使える就活の軸が欲しい……」
「IT業界内定者の就活の軸を参考に作成したい……」

この記事を開いたあなたは、IT業界で内定が欲しいと考えているのではないでしょうか。

IT業界は就活生の人気も高い業界で、志望者も多く、難易度も比較的高いです。

志望動機や就活の軸が甘いと採用担当者に見透かされ、内定を獲得できません。

この記事ではESや面接に挑むあなたに向けて、大手外資IT内定者の筆者が、明日から使える「志望動機・就活の軸」を紹介します。

内定を貰えない事態が無いよう、例文を参考にしてライバルに差をつけましょう!

自己分析シート

就活の軸は嘘でもいい?なぜ聞かれるのか

人事や面接官は就活の軸を聞いて、「自社とマッチする人材か」「理想の人物なのか」を確認しています。

そのため、面接で自分が企業の求める人材であることを示すために、本音と建て前を使い分けないといけません。

綺麗ごとで良い!本音の軸と建て前の軸

就活の軸はよく、「入社をする上で譲れない条件」「入社をする上で譲れない価値観」と言われます。

「就活の軸」は大きく分けて自分側から見た「自分自身の会社を選ぶ就活の軸」と会社側から見た「ミスマッチを避けるための就活の軸」にわかれます。

そこで本音の軸と建て前の軸に分けて考えます。

このように、自分の欲を建前の軸に言い換えて、ESや面接に使いましょう。

自己分析シート

【おすすめ】IT業界の就活の軸一覧53選

就活の軸を言い換えると、企業選びの基準と言えます。そこで企業選びの基準になる、おすすめの軸を53個まとめました。

そのまま伝えると悪印象になりそうな本音の軸は、建て前の軸も記載したので、うまく言い換えて使ってください。

■ 会社で選ぶ場合

・成長している会社
・大企業に行きたい
  →組織の仕組みを学びたい/大規模な事業に携わりたい
・ベンチャーに行きたい
  →熟熟な組織を大きくしたい/変化の激しい環境で働きたい
・給料が高い
  →責任感のある仕事がしたい
・ワークライフバランスがある
  →メリハリつけて仕事がしたい
・実力主義
  →結果で評価される環境
・福利厚生がちゃんとしている
  →仕事に集中できる環境
・長く働ける
・技術力がある
・副業ができる
・経営が安定している
・リモートワークを取り入れている
・出社を推奨している
・経営層と距離が近い
・幅広い業界を見ることができる
・幅広い業務に携われる
・挑戦できる文化がある
・風通しが良い
・事業をグローバル展開している
・経営理念に共感できる
・仕事に熱中できる環境がある

■ 自分がしたいことで選ぶ場合

・お金持ちになりたい
  →責任感の大きい仕事がしたい
・成長したい
・人や企業を支援したい
・人の役に立つ商品を広めたい
・20代でマネージャーになりたい
・顧客と直接かかわりたい
・専門性の高いスキルを身に着けたい
  →スキルを得て社会貢献したい
・手に職をつけたい
  →スキル得て社会貢献したい
・幼い頃から好きな○○の価値をもっと広めたい
・○○をしている母を支援する事業に携わりたい
・新しい価値を生み出したい
・大学の研究や学びを活かしたい
・チームで働きたい
・個人で働きたい
  →自分の成果と向きあいたい

■働く環境で選ぶ場合

・海外で働きたい
・都心で働きたい
・地方で働きたい
・転勤がない
  →この地域に貢献したい
・成長市場で働きたい
  →社会貢献性の高い事業に携わりたい
・向上心の強い組織で働きたい
・風通しの良い職場
・上司が尊敬できる
・優しい人が多い
・多様性がある
・男性が多い
  →考えの近い人が多い職場
・女性が多い
  →女性の働きやすい環境
・体育会系のノリが少ない
  →先進的な組織文化
・飲み会が少ない
  →他人を尊重する文化
・同期が多い
  →横にライバルの多い環境
・激務でない
・パワハラ・モラハラがない
・残業が少ない
  →メリハリ仕事をする文化

次に57選の就活軸から、実際のESや面接に使用する例文を4つ紹介します。

【例文】IT業界で使える4パターン別の就活の軸

就活の軸は?と聞かれたら、

結論 → なぜその軸なのか → なぜ志望企業は軸にマッチするのか → 志望する旨

の4つの構成で回答を組み立てます。

すべて150文字程度で作成したため、下記テンプレをベースに、求められた文字数と合わせて使ってみてください!

「IT業界」を就活の軸にする例文

私の軸は「ITの力を使って情報格差のない社会を作る」です。私の田舎は過疎地域で、病院通いや買い物に苦慮する住民を大勢見てきました。そこでITの力でより便利な生活を送れるにも関わらず、まだ届いていない現状を解決したいと考えました。貴社は○○(製品名)を筆頭に、全ての人がITの力を享受できるよう取り組んでいます。貴社なら、私のビジョンである情報格差の解消を実現できると思い志望いたしました。 (148文字)

成長したい」を就活の軸にする例文

私の軸は「仕事を通じて成長できる」です。私は12年間野球に打ち込んできました。ミスした時やレギュラーを取れない時は試行錯誤を繰り返し、出来ることを増やす楽しさを学びました。貴社は案件ごとに最適解が異なり、常にアップデートが必要だと感じています。自分自身の成長が事業に寄与でき、より社会貢献に繋がると思い志望いたしました。 (160文字)

「手に職をつけたい」を就活の軸にする例文

そのまま書くと利己的な印象なので、「スキルをつけて社会貢献したい」と言い換えましょう。

私の軸は「高いスキルを発揮して社会貢献できるか」です。私は○○で3年間アルバイトをしています。その中で私の業務習熟度が高くなるにつれ、お客様も笑顔になると気付きました。社会貢献するために、自分が高いスキルを得る必要があると考えます。スマホゲーム業界を引っ張る貴社なら、知見やスキルを得て社会貢献できると確信し志望いたしました。(163文字)

「ものづくりをしたい」を軸にした例文

私の軸は「人の生活を豊かにできるものづくりをする」です。私はゼミ活動で学生向けの経済学冊子を作りました。結果、学生が冊子を読んで内容を議論したり、勉強になったと感想を言ってもらえたりして、自分達の制作物が人の役に立った点に感動しました。この経験から、貴社のようにITの力を活用したものづくりで人の生活を豊かにしたいと考えています。(165文字)

外資IT内定者が実際に使った就活の軸

どんな就活の軸なら内定獲得できるのか、の一例として大手の外資IT企業へ入社する筆者が、実際に使用した就活の軸を紹介します。

筆者の就活の軸は3つです。

  1. 自社でITプロダクトを持っている企業
  2. 新しい価値を生んでいる企業
  3. 売上の伸びている企業

実際に「就活の軸は?」と聞かれた際は、以下のように答えていました。複数個の軸を持つ方は是非参考にしてください。

就活の軸は、「ITの力で社会の不便を解消するサービス提供ができるか」です。具体的には3つの観点があります。1点目は『自社でITプロダクトを持っている企業』です。2点目は『新しい価値を生んでいる企業』です。3点目は『売上の伸びている企業』です。貴社は3点の重なる企業とお見受けし、○○というビジョンにも共感したため、志望いたしました。 (166文字)

ポイントは先に結論を述べた後で、具体的な3ポイントを伝える点です。

こう答えると、次は「その軸ができた理由」を聞かれるので、テンプレを真似する場合は理由も答えられるように準備しましょう。

【NG】避けるべき就活の軸とは?

就活の軸には、

「待遇・給料を全面に出さない」「どの企業にも当てはまる軸は使わない」「利己的な軸は使わない」というNG例があります。

自分の回答が当てはまっていないか確認しておきましょう。

就活の軸が給料・待遇になっている

「年収1,000万円以上」「家賃補助つき」などは避けましょう。

本音で考える分にはOKですが、ESや面接で言うと「仕事への熱意がない」と判断されます。建前の軸を使って言い換えましょう。

どの企業にも当てはまる軸になっている

「人と関わる仕事」「社会貢献したい」などは避けましょう。

どの企業にも当てはまる就活の軸は、面接官から「ちゃんと考えていない」「自己分析が足りない」と判断されます。もう一度自己分析をしましょう。

利己的な就活の軸になっている

「市場価値を上げたい」「成長したい」も避けるべきです。

こちらも本音の軸ではOKですが、利己的に聞こえてしまうので、面接官に「会社への熱意がない」と判断されます。

「売上を残せる人になる」「力をつけてITで情報格差を解決したい」のように、会社や世の中のために仕事をする姿勢を見せましょう。

自己分析シート

面接官が納得する就活の軸を作るために自己分析をしよう

就活の軸ができても、なぜその軸なのか、を言語化しないと不合格になります。

CareerAnchorでは、自己分析に必要な質問、資料を全て揃えた「自己分析シート完全版」を提供しています。

就活支援の豊富な実績に基づき、過去の掘り起こしから面接対策まで網羅して、あなたを納得内定まで導きます。

無料ダウンロードはこちら
自己分析シート

【期間限定】25卒向けIT面談を実施中!

さらに、現在CareerAnchorでは25卒向けに優良なIT企業を多数紹介する「25卒向けIT面談」を実施中です。

就活の軸が既にできて企業選びに迷っている方、これからIT企業を見ていきたい方はぜひ一度面談申し込みをしてみてください!

▼就活メンターとの「25卒向けIT面談」申し込みは以下バナーをクリック!