あなたは、次のような考えで大企業を志望していないでしょうか?

「大企業に入ったら身内が喜んでくれるはず…!」
「とにかく大企業に入りたい!」
「ベンチャーは何となく大変そうだから大企業がいい!」

このような考えの基で大企業を選択するのは、あまり良い選び方とは言えません。

この記事を読めば、”何となく”で大企業を選んでしまってる方が知るべき企業選びの考え方が分かります。

ぜひ最後までご覧ください!

自己分析シート

新卒で大企業=安泰は本当なの?

あなたは”大企業”と聞いた時、どんなイメージを思い浮かべますか?

「ワークライフバランスが充実してる!」
「ビジネスのスケールが大きい!」
「倒産しにくい!」

これらの大企業に対する認識は概ね合っていますが、

“大企業”という軸だけで就活をすることはおすすめしません。

理由は大きく3つです。

①大企業の定義が曖昧過ぎるため(就活時~)
②企業とのミスマッチを起こしやすくなるため(就活時~入社前)
③入社後にギャップを感じる可能性が高まるため(入社後~)

順にご説明します。

①大企業の定義が曖昧過ぎるため

大企業の定義は厳密には存在しません。

会社法と中小企業法ではそれぞれ大企業に対しての解釈が異なります。

また、普段私たちは大企業・大手・上場企業の意味を混ぜこぜにして利用しがちです。

ある方は「資本金が5億円を超える企業」を大企業としていますが、また別の人物は「上場しているか否か」で大企業を判断しています。

このように、大企業の解釈は人によってバラつきがあるため、当てになる基準とは言い難いでしょう。

②企業とのミスマッチを起こしやすくなるため

就活においても「大企業」を意識し過ぎるのはリスクが大きいです。

なぜなら「大企業=福利厚生がしっかりしている・倒産しない」という先入観は必ずしも成立しないからです。

いざ注意深く調べてみると、財務状況が厳しく・将来性が不透明な大企業も存在します。

一方で、大企業より時間に融通が効いたり、働く場所が自由なベンチャー企業も存在します。

“大企業”を意識し過ぎると、あなたが本当に選択するべき企業を見落としかねません。

加えて、就活の軸や志望理由も曖昧になり選考に落ちる可能性も高くなります。

③入社後にギャップを感じる可能性が高まるため

大企業から内定を貰っても、入社後に「こんなはずではなかった!」と思う社会人は一定います。

例えば、過去にインタビューさせて頂いた大手保険会社に勤めるJさんはこのように語っていました。

大手保険会社のJさん
大手保険会社のJさん

大手ですが家に帰る時間は遅いです

大手保険会社のJさん
大手保険会社のJさん

7時半出社で22時前に終わることが多く、
ぶっちゃけ辛いですよ(笑)

大手保険会社のJさん
大手保険会社のJさん

正直、入社前の想定と比べて勤務時間は多いですね。

このように、必ずしも大企業ならワークライフバランスを保てる訳ではありません。

大企業においても、どの業界や職種、ポジションにつくかで働き方や待遇は異なります。

大企業という言葉につられず、自分にあった企業選びをしましょう!

⇩Jさんのインタビュー記事はこちら⇩

新卒で大手保険会社ってどう?営業成績1位の若手エースの脳内をのぞき見!
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新卒は大企業に行くな!という意味ではない

先ほどは”大企業”という軸だけで就活をするべきではない理由をご説明しました。

ただ、お伝えしたいのは決して「大企業に行くな」ということではなく、

「安易なアプローチで企業を選ぶな」ということです。

もちろん大企業ならではの経験やキャリアパス、スキル等もあるでしょう。

ただ、就活において最も大事なのは、

あなた自身が満足できるキャリアの第一歩になるかです。

大企業の内定を辞退し、理想のキャリアを形成している先輩

過去に取材を行ったUさんは、5大商社の内定を辞退してスタートアップ企業に入社しました。

旅行系スタートアップのUさん
旅行系スタートアップのUさん

営業をやっていた時は週5日のうち4日は外に出ていましたね。

旅行系スタートアップのUさん
旅行系スタートアップのUさん

一番過酷だった時は
1日目:長野→2日目:群馬→3日目:福島→4日目:東京
というスケジュールでした(笑)

旅行系スタートアップのUさん
旅行系スタートアップのUさん

そのような中でも、仕事自体が楽しく好奇心を満たしてくれる存在だったので、苦痛を感じませんでした。

Uさんにとっては、理想的なキャリア選択は大企業ではなくスタートアップだったようです。

⇩Uさんのインタビュー記事はこちら⇩

5大商社を辞退しスタートアップへ。大企業ではなく不確実なキャリアを選ぶ理由
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新卒で大企業を目指す方へ

既にご説明したように、人が重要視するものはそれぞれ違います。

例えば、大学受験の塾選びも同様です。

必ずしも大手予備校が全員に合う訳ではなく、個別指導があう人もいれば、中小の地方の塾があう人もいます。

ただ「大手だから、実績もあるから」で必ずしも合格できるわけではなく、

すべては自分の特性や状況に合うかどうかが大切です。

自己分析を徹底させよう

あなたは”大企業”のどんな特徴に関心を持っているのでしょうか。

例えば、「将来独立するために大企業の組織構造を学びたい」

のように、あなたなりの大企業の良さがあるはずです。

このように、なぜ大企業を選ぶのかを整理した上で自分にとって譲れない基準を見つけることが大切です。

そのためには、綿密な自己分析を通して自分の価値観を正しく理解する必要があります。

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「大企業の価値」をもう一度考えよう

ここまで、“大企業”だけを軸とした選択について述べてきました。

お伝えしたことは大きく2点です。

・”大企業”は、企業の様々な特徴の一つにすぎない
・選んだ先が本人にとって豊かなキャリア形成となっていくのかが重要

「何となく」だけど新卒では大企業に入りたい!という方は、

自分なりの大企業の価値を考えた上で、慎重に企業を選びましょう。

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