「人材業界の特徴って何だろう…」
「人材業界に向いている人の特徴が知りたい…」
「人材業界ではたらく社員のリアルな声が知りたい…」

この記事を開いたあなたは、就活で人材業界を視野に入れているのではないでしょうか。

この記事では人材業界の特徴をお伝えするだけではく、インタビューを通してお伺いした人材業界で働く社員のリアルな声もご紹介します

最後まで読むことで、人材業界の解像度が高まり、自身の適性が分かるはずです。

ぜひご覧ください!

人材業界の特徴とは

そもそも人材業界とはどのような業界なのでしょうか。

一言で表すと、「企業の“人材”に関する支援を行う業界」です。

人材、すなわち働き手がいなければ企業は成り立ちません。

従って人材業界は、企業の根幹をサポートする業界と言えます。

そんな人材業界のビジネスモデルは、大きく4つに分類できます。

《人事業界4つのビジネスモデル》
   ・人材紹介
   ・人材派遣
   ・求人広告
   ・組織人事コンサルティング

それぞれについて詳しく見てみましょう。

人材紹介

人材紹介は、人材を採用したい企業仕事を探す求職者とをマッチングさせる事業です。

おそらく、人材業界と聞いて最もイメージに合うビジネスではないでしょうか。

このように人材紹介業は、紹介によって求職者が入社すると企業から報酬が支払われる仕組みです。

人材紹介の業務は大きく2つに分類できます。

企業側の支援を行う「リクルーティングアドバイザー(RA)」と求職者の支援を行う「キャリアアドバイザー(CA)」です。

人材紹介に勤める社員にお話を伺いました。

大手人材会社に勤めていたCさんの仕事内容とは

Cさん
Cさん

人材業界は、求職者側のCAと企業側のRAというお仕事があります。

Cさん
Cさん

一貫して担当する会社もありますが、大手の場合は業務が分かれている場合も多いです。

Cさん
Cさん

私はCAとして転職支援の担当をしていました。

Cさん
Cさん

その中でも人材・広告業界の営業職の方、さらに年収帯が350~700万円の方など細かく領域が分かれていましたね。

Cさん
Cさん

1日のスケジュールは、まず午前中に200件以上ものメールをひたすら返します(笑)

Cさん
Cさん

そして午後はひたすら電話をかけ続けていました

Cさん
Cさん

お仕事をしながら転職活動をされる方が多く、お話できる時間が限られてしまうんですよね。

Cさん
Cさん

その後は求職者と面談をするんですが、事前準備と後処理を含めて1回の面談に3時間はかかります。

Cさん
Cさん

面談が終わったら、また返信→電話→面談を繰り返してました

Cさん
Cさん

気づいたらあっという間に1日が終わっていましたね(笑)

Cさん
Cさん

月30人ほどの方とお会いしたうちの、6~7名の転職成功を支援していましたよ。

⇩Cさんのインタビュー記事はこちら⇩

《代表的な企業》
リクルートエージェント、インテリジェンス、JAC、パソナ、アデコ

人材派遣

人材派遣は、自社サービスに登録している派遣スタッフをクライアント企業に送る事業です。

基本的な業務は人材紹介と変わらず、企業サイドと求職者サイドに分かれます。

一方で人材紹介と大きく異なるのが、派遣社員を継続的にサポートする“フォロー業務”があることです。

フォロー業務では派遣社員と定期的にコンタクトを取り、職場環境や仕事へのモチベーションなどをヒアリングし、必要があれば問題解決を図ります。

派遣の場合、雇用契約が続く間企業から報酬が支払われるため、より長く働いてもらうためのサポートが重要なのです。

派遣登録を続ける限り関係が継続するため、人のキャリアを長期間サポートすることができます。

《代表的な企業》
リクルートスタッフィング、パソナ、テンプホールディングス、グッドウィル、フルキャスト、アデコ

求人広告

求人広告は、企業の求人情報をまとめたサイトや雑誌の運営を行う事業です。

最もイメージしやすいのは、就職や転職の情報をまとめたナビサイトでしょう。

クライアントから支払われる報酬の形態は2種類あります。

掲載期間によって一定期間の掲載料が支払われる「広告課金型」と、広告を通して採用まで至ると発生する「成功報酬型」です。

主な業務としては、広告を掲載するための法人営業、広告の効果検証・改善などがあります。

求人広告業の実際の仕事内容をお伺いしました。

大手人材会社に勤めていたKさんの仕事内容とは

Kさん
Kさん

企業に対して「うちの求人メディアに求人広告を出しませんか?」という提案をしていました。

Kさん
Kさん

主な仕事は、商談営業電話の2つでした。

Kさん
Kさん

1日2件くらい商談があり、商談以外の時間はひたすら営業電話をかけました。毎日100件は電話していましたね。

Kさん
Kさん

昼間に商談用の資料を作っていると、上司から「なんで電話しないの?」と言われる、そんな環境でした。

⇩Kさんのインタビュー記事はこちら⇩

人材メガベンチャーに勤めるNさんの仕事内容とは

Nさん
Nさん

私は求人広告事業・人材紹介事業のメガベンチャー企業でカスタマーサクセスをしています。

Nさん
Nさん

カスタマーサクセスとは、簡単に言うと既存の顧客企業に対して働きかける営業です。

Nさん
Nさん

うまく求人媒体を使えていない企業に対して使い方のサポート機能の提案を行っています。

Nさん
Nさん

1日の具体的なスケジュールは、朝9時半に出社し求人の応募確認をします。

Nさん
Nさん

その後16時までは顧客との面談や、人材応募データを見て採用の歩留まりを確認しています。

⇩Nさんのインタビュー記事はこちら⇩

《代表的な企業》
リクルートキャリア、マイナビ、レバレジーズ、エンジャパン

組織人事コンサルティング

組織人事コンサルティングは、企業が抱える人事領域の課題に対して解決案を提案する事業です。

採用戦略の策定、研修・人事制度の設計など様々なコンサルティングが存在します。

このように、コンサルティングの成果物が納品されると報酬が発生する仕組みとなっています。

組織人事コンサルティングの実際の仕事内容をお伺いしました。

大手人材会社に勤めるKさんの仕事内容とは

Kさん
Kさん

私は組織開発の業務に携わっています。

Kさん
Kさん

組織開発の仕事では、チームの生産性を高めるために組織そのものの改善を図ります。

Kさん
Kさん

一般的に仕事を振るときは、一人ひとりに個別の目標を設定しますよね。

Kさん
Kさん

しかし、個人のパフォーマンスは組織の環境や人間関係などに大きく影響されます。

Kさん
Kさん

そのため目標を押し付けるだけではなく、「どうやって組織全体の能率を上げるのか」を考える必要があるのです。

Kさん
Kさん

組織開発の一例として、成果の上がっていないチームの課題を探すことが挙げられます。

Kさん
Kさん

人間関係の問題なのか、営業スキルのような技術的な問題が原因なのか…。

Kさん
Kさん

そういった膨大な可能性の中から、何が問題なのかを把握し適切な改善行動を促すのが組織開発の仕事です。

⇩Kさんのインタビュー記事はこちら⇩

《代表的な企業》
リンクアンドモチベーション、ワイキューブ、リクルートマネジメントソリューションズ、タワーズワトソン、レジェンダ、マーサージャパン

人材業界の動向とは

まずは人材業界の市場規模の推移を見てみましょう。

出典:人材ビジネス市場に関する調査|矢野経済研究所

矢野経済研究所の調査によれば、人材業界の市場規模は年々拡大しており、現在はおよそ9兆円に昇ります。

では、今後の人材業界の市場はどうなっていくのでしょうか。

人材業界の主要事業はマッチングなので、人材の需要側供給側に分けて見てみましょう。

需要サイド

人材市場の需要とは、労働力を欲している「企業」のことです。

前提として、今後は技術革新により、新たに求められる職種と代替される職種が出てくるでしょう。

新しいテクノロジーに関する職種の需要は伸び、一方でAIに代替される可能性の高い職種は需要が減ります。

人材業界のニーズを考えると、例えばIT系の求人を扱う人材会社のニーズは高まる一方で、一般事務の求人を扱う人材会社のニーズは落ちるでしょう。

供給サイド

人材市場の供給とは、労働力を提供する「労働者」のことす。

今後は働き方の多様化が進み、女性や高齢者、外国人の求職者や転職者が増えるでしょう。

求職者の増加は、人材業界に対するニーズの増加に繋がります。

需要、供給側に分けて見た経済社会の変化からすると、今後は確実に人材マッチングのニーズは拡大するでしょう。

人材業界の魅力とは

様々な出会いがある

人材業界は、非常に幅広い業界・業種の企業と関わることができます。

また、関わる求職者も様々なバックグラウンドを持っているでしょう。

多様な価値観に触れることは、それだけ自分の視野を広げられる機会があるということです。

キャリア形成という人生の節目に携われる

人材紹介や人材派遣の場合、就職という人生の大きな節目に関わることができます。

一人の人生における重要な決断をサポートできることは、非常に大きなやりがいでしょう。

また、企業側としか接しない求人広告や組織人事コンサルティングでも、企業の根幹である人事領域に対して取り組めるため、影響力は大きいです。

感謝されることが多い

求職者や企業に対しての影響力が大きいということは、成功するとその分だけ感謝されやすいです。

特に、求職者の就職を成功させた後の感謝の言葉は、大きなやりがいに繋がるでしょう。

人材業界ならではの悩みとは

ここまでは人材業界の魅力ややりがいをご紹介しましたが、一方で人材業界ならではの悩みがあるのも事実です。

大手人材会社に勤めていたCさんには、ある“葛藤”があったそうです。

Cさん
Cさん

入社した結果、「大人のワクワクを作りたい」という軸はズレていなかったです。

Cさん
Cさん

ただ、人材業界のイメージとはすごくギャップがありましたね。

Cさん
Cさん

人材業界では「ロマン(理想)と算盤(現実)」ということがよく言われるんですよ。

Cさん
Cさん

例えば、B社よりA社に行った方が転職者さんのためになるけど、自社の利益を考えるとB社を薦めるべき場面。

Cさん
Cさん

人材会社には営業目標があります。

Cさん
Cさん

目標達成のためには、儲けの多いB社を薦めなければいけない時がどうしても出てきます。

Cさん
Cさん

チームメンバーからもB社に行かせるようプレッシャーがかかるので、その辺が苦しくて難しい場面ですね。

人材業界に向いている人の特徴とは

コミュニケーションに苦手意識がない

企業・個人のどちらを相手にする場合でも、共通するのは「人」から信頼を得る必要があるということです。

信頼を得られるかは、コミュニケーションひとつで変わってきます。

また、電話営業やメールを繰り返すなど泥臭いコミュニケーションが必要な業務も多いです。

従って、人材業界はコミュニケーションに苦手意識がない人が向いているでしょう。

ビジネスを広く深く知りたい

人材業界は多種多様な業界や職種の求人案件を扱うため、業界や職種への深い理解が求められます。

加えて、求職者や企業をサポートする中では、企業の特性を理解することも重要です。

企業の事業内容や社風、魅力などを理解していることで適切なサポートができます。

従って、業界や職種、企業について興味を持ち学び続ける意欲がある人は、人材業界に向いているでしょう。

人への関心が強い

人材業界の仕事は常に「人」と向き合います。

就職支援はもちろんですが、人材広告や組織人事コンサルティングも事業の根底にあるのは「人」です。

従って、人への関心が強い方は人材業界に向いていると言えるでしょう。

現役社員に聞いた!人材業界を志望した理由とは

ここでは、人材業界で働く先輩へのインタビューを通してお伺いした“人材業界の志望理由”をご紹介します。

大手人材会社のCさん

Cさん
Cさん

大人のワクワクを作るという軸があり、人材業界1本で見ていました。

Cさん
Cさん

元々両親が教師ということもあって、大学時代は教育学部に進み、小学校中学校の免許を取得したんですよ。

Cさん
Cさん

そんな中、大学3年の夏にタイへ行った時、現地の人に「働くとは何か」を聞いたら、すごくいい言葉をもらったんです。

Cさん
Cさん

それが、「働くとは権利だよ」という言葉なんですけど。

Cさん
Cさん

日本は働くことを義務と思っている人が多い印象でしたが、自分のワクワクする方へ進む権利があると学びました。

Cさん
Cさん

そこで、子供たちがワクワクする社会を作るというのが私の人生のテーマだなって思ったんです。

Cさん
Cさん

でも、教育実習に行ったら子供たちは既にワクワクしていたんですね。

Cさん
Cさん

そうなると、子供たちのワクワクが途切れるところって、大人・親御さんの様子を見てだなと。

Cさん
Cさん

子供のワクワクのために、まずは大人のワクワクを作ろうと感じ人材業界に絞って就活をしました。

人材業界のメガベンチャーNさん

Nさん
Nさん

就活時点では明確に自分のやりたいことがありませんでした

Nさん
Nさん

入社後にやりたいことを見つけるには多くのビジネスと関われる業界が良いと思い、人材業界を選びました。

大手組織コンサルのHさん

Hさん
Hさん

組織コンサルに携わることを選んだ原体験として、父の経験が大きく影響しています。

Hさん
Hさん

父は私と同様に大学院で自然科学を専攻しており、研究室の中でもやりたいプロジェクトがありました。

Hさん
Hさん

しかし、別のプロジェクトに参加するよう教授に強いられて断念せざるを得ませんでした。

Hさん
Hさん

現代の組織にはこういった不条理が蔓延しています。

Hさん
Hさん

やりたいことができなかった父のように葛藤で苦しむ人を救うために、そんな組織の変革が必要だと気付いたんです。

Hさん
Hさん

特定の会社にいるとその会社しか変えられませんが、組織コンサルであれば世界中の組織に働きかけられます

⇩Hさんのインタビュー記事はこちら⇩