就活の答え合わせが済んだ社会人の視点から、後悔しない就活軸を見つけるインタビューサイト“Career Anchor”

今回は、人材大手から人材ベンチャーへ転職したCさんに、人材業界で身につく力についてアレコレ聞いてきた。

就活生の視点では知りえなかった、社会人になったからこそわかる、人材業界で身につく本当の力とは。

人材大手の仕事内容

大手人材のCAからスタート

まず最初に、前職である大手人材企業での仕事内容についてお話しますね。

人材業界は、求職者側のCA(キャリアアドバイザー)と企業側のRA(リクルーティングアドバイザー)というお仕事があります。

一貫して担当する会社もありますが、大手の場合は業務が分かれている場合も多く、私はCAとして転職支援の担当をしていました。

その中でも人材業界や広告代理店で働く営業職の方、さらに年収帯が350~700万円の方など細かく領域が分かれていましたね。

ランチをとれないほど忙しい

1日のスケジュールは、まず午前中に200件以上ものメールをひたすら返します(笑)

お仕事をしながら転職活動をしている方も多く、お話できる時間が限られているので午後は電話をかけ続けていました。

その後は求職者と面談をするんですが、事前準備と後処理を含めて1回の面談に3時間はかかります。

面談が終わったら、また返信→電話→面談を繰り返して、気づいたらあっという間に1日が終わっている日々でしたね(笑)

月30人ほどの方とお会いしたうちの、6~7名の転職成功を支援していましたよ。

転職して人材ベンチャーへ

現職の人材ベンチャーは、最初は大手にいながら副業として関り、その後正式に転職をしました。

ベンチャーなので幅広い業務を担当し、マーケティング4割、副業エージェント4割、その他2割、の割合で仕事をしています。

大手と比べて仕事の範囲は広くなりました。

現在はマッチングプラットフォームの事業責任者として、セールスとマネジメント、営業戦略を立てるといったことをしていますよ。

3職種で身につく力は違う

CAとRAは、同じ人材業界なのにつけられる筋肉、思考、その先のキャリアが全く変わってきます。

今回は、求人媒体の営業・RA・CAそれぞれの転職先を例に説明しますね。

新卒で求人媒体の営業になる場合

まず求人媒体の営業ですが、FS(フィールドセールス)とIS(インサイドセールス)に向いているかなと。

簡単に言えばフィールドセールスは相手と直接話して営業する職種、インサイドセールスはテレアポやメールで営業する職種ですね。

求人媒体の営業は、夢を見させる力とガンガン押していくバイタリティーが営業としてつきやすいと思います。

新卒でRAになる場合

次にRAですが、FS、CS(カスタマーサポート)、コンサル、そして1番は人事に向いていますね。

RAは、ヒアリングした上でアドバイスする能力、情報整理をして解決策を提示する力に長けているのが特徴です。

新卒でCAになる場合

最後にCAですが、専門職であるが故にこの中だと1番キャリアに悩むイメージですね

ただ、1聞いて10話す力、期待値を見分けて合わせる力などが身につくので、CSや人事が向いていると思います。

このように人材業界といっても幅広く、キャリアが大きく変わるので、職種もちゃんと調べられるといいですね。

人材業界1本だった就活の軸

就活の軸は?

大人のワクワクを作るという軸があり、人材業界1本で見ていました。

元々両親が教師ということもあって、大学時代は教育学部に進み、小学校中学校の免許を取得したんですよ。

そんな中、大学3年の夏にタイへ行った時、現地の人に「働くとは何か」を聞いたら、すごくいい言葉をもらったんです。

それが、「働くとは権利だよ」という言葉なんですけど。

日本は働くことを義務と思っている人が多い印象でしたが、自分のワクワクする方へ進む権利があると教えていただきました。

そこで、子供たちがワクワクする社会を作る、というのが私の人生のテーマだなって思ったんです。

でも、その想いで教育実習に行ったら子供たちは既にワクワクしていて、もう達成していると感じてしまったんですね。

そうなると、子供たちのワクワクが途切れるところって、大人・親御さんの様子を見てだなと。

だから子供のワクワクのために、まずは大人のワクワクを作ろうと感じ、人材業界に絞って就活をしました。

儲けと転職者のキャリアで葛藤する

入社した結果、軸はずれていなかったです。

ただ、人材業界のイメージとはすごくギャップがありましたね。

人材業界では「ロマン(理想)と算盤(現実)」ということがよく言われるんですよ。

例えば、B社に行くよりA社に行った方が転職者さんのためになるけど、自社の利益を考えるとB社を薦める必要のある場面。

人材会社には営業目標があるので、目標達成のためには儲けの多いB社を薦めなければいけない時がどうしても出てきます。

チームメンバーからもB社に行かせるようプレッシャーがかかるので、その辺が苦しくて難しい場面ですね。

正直、人材業界は人が好きで入ってくる方が多いので、ギャップを感じる人は多いです。

人が嫌いな方は割り切れるので、心を痛めないという点では向いていると思います。ただ、人が好きな方でも活躍する方はいます。

人が好きな方は求職者さんにしっかりと向き合うので、絶対に振り向いてくれますし、転職をした方の友人を紹介してもらえます。

大事なことは、いかにお客様と同じ目線に立つことを徹底できるかだと思いますね。

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