「どの職種が向いているのか分からない…」
「職種を決めたいけどやり方が分からない…」
このように職種に関してお悩みのあなたは、
自分に合った職種を見つけて就活や入社後の不安を解消したいのではないでしょうか。
この記事では、先輩社員の実例を基に主要な職種をご紹介したのち、
ぜひ最後までご覧ください!
目次
就活における職種とは?
職種とは、「企業内での仕事の分類」のことです。
企業の中には様々な仕事があります。
それらを性質や業務内容によって「営業職、企画職…」のように分類したものが職種です。従って、
同じ名前の職種でも実際の仕事内容や役割は企業によって異なります。
ミスマッチを避けるためにも就活生は、
「同じ職種でも企業によって仕事は違う」ということを念頭に置きましょう!
就活生が知っておきたい主な職種
日本にある職種の数は 約1万7000種類以上と言われています。
全て取り上げることは不可能なので、ここでは、
就活生のあなたが知っておくべき14の職種を5つに分類してご紹介します。
総務・事務職
総務・事務職は「バックオフィス」とも言われる職種です。
売上には直結しないものの、企業経営に欠かせない業務を担っています。
総務・事務職に該当する4つの職種をご紹介します。
一般事務:書類作成、データ入力、電話やメールの対応、備品の管理などを行う
経理:仕入れや売上、給与支払いの処理、売掛金の管理、経費の精算などを行う
人事:採用業務、従業員の育成や評価、労務管理などを行う
総務:備品や機器、施設の管理、福利厚生に関連する業務、電話やメール、来客の対応などを行う
企画職
企画職は、商品やサービスを生み出し、売れ続けるための取り組みを行う職種です。
企画職に該当する2つの職種をご紹介をします。
商品企画:新商品の開発や既存商品の改良を行う
マーケティング:商品の開発や改良のために情報収集や分析を行う
営業職
営業職は、最前線で顧客と接点を持つだけでなく、企業の売上にも直結する職種です。
営業職に該当するのは、営業あるいはセールスと呼ばれる職種です。
営業・セールス:自社のサービスや商品で顧客のニーズが満たされることを訴求し、売買契約に繋げる
⇩営業職の詳しい解説はこちら⇩
新卒で営業職ってどうなの?営業マン6人のエピソード付きで完全解説!
技術職
技術職は、理系の専門的な知識を活かして商品開発や維持管理などの業務を行う職種です。
ここでは、メーカーとIT企業の2つに分けて、それぞれ2つの職種をご紹介します。
【メーカー】
研究職:新しい素材や生産技術などの確立を目指す
開発設計職:設計から部品の選定まで、幅広い役割を担う
【IT】
システムエンジニア:システムの設計・開発・テストなどを行う
プログラマー:その設計に基づいて実際にプログラミング作業を担う
専門職
専門職とは、業務を遂行するために一定の専門性を要する職種です。
ここまででご紹介した職種に属さない専門職を、2つご紹介します。
コンサルタント職:クライアントの課題を明らかにし、課題の解決案を提案する、あるいは実行支援を行う
クリエイティブ職:新聞・雑誌・テレビ・Web・ゲーム・ファッションといった、あらゆる媒体に携わり制作を行う
今回取り上げた職種は、ほんの一部です。
「もっと多くの職種を知りたい!」
「大まかな業務内容について知りたい!」
と思った方は、以下の記事を参考にするとよいでしょう。
Career Anchorでは、若手社員50人のインタビュー記事を公開しています。
様々な職種の方のリアルな業務内容を知ることができるので、ぜひチェックしてみてください!
OBOG50人に聞いた企業・業界のリアルがひとまとめ!⇨無料ダウンロードはこちら
先輩社員が語る主な職種の業務内容
ここまででご紹介した職種から、主要な4つをピックアップして業務内容をお伝えします。
Career Anchorが行ってきたインタビューを参考に、それぞれの業務内容を見ていきましょう。
マーケティング職のHさん
私はSaaS企業でマーケティングを担当しています。
業務内容は、広告運用や外部媒体(SaaSやITトレンド等の比較サイト)の活用、メルマガの配信などです。
施策は1つ1つ費用対効果を分析し、
良い施策かどうかを定量的に確認しています。
営業職のJさん
私は大手保険会社で個人や中小企業への営業をしていました。
主な業務は新規開拓の為のお宅訪問や、
既存顧客への新しい保険プランの提案でした。
1日のスケジュールは大まかに、午前中に資料作成や打ち合わせ、午後に顧客とのアポイント、という流れでしたね。
システムエンジニアのYさん
私は新卒でSaaSベンダーに入社し、
システムエンジニアとして働いています。
主な業務は、データ連携基盤の開発です。
具体的には、企業の人事管理のシステム、営業管理のシステム…といった複数のシステムを一括管理できるプラットフォームの開発です。
コンサルタント職のTさん
私は外資系コンサルティングファームで
戦略コンサルタントとして働いています。
クライアントの理想を踏まえつつ、今後の方向性について選択肢の提示や実現性の有無を調査・提案しています。
仕事の流れは、次の通りです。
①クライアントの理想と現状の把握
②原因と施策の仮説構築、及び検証
③クライアントへの提案資料作成
Career Anchorでは、これまで50人以上の先輩社員にインタビューを行ってきました。
こちらから全ての方のインタビュー記事が見れるので、職種理解に役立ててください!
OBOG50人に聞いた企業・業界のリアルがひとまとめ!⇨無料ダウンロードはこちら
就活生が知るべき職種の決め方2ステップ
就活における職種の決め方を、2ステップでご紹介します。
正しく手順を踏むことで、あなたに合った職種が決まるはずです。
1.自己分析を行う
自分に合った職種を決める上で重要なことは
「向いていること」や「やりたいこと」を明確にすることです。
そのためには、過去・未来の両方で自己分析を行いましょう。
過去分析:「向いていること」が分かる
同様の取り組みであれば、同じように力を発揮しやすいと考えられます。
これが「向いていること」であり、職種を決める際の1つの判断軸です。
具体的なやり方は、自分史やモチベーショングラフの作成です。
詳しい作成方法はこちらの記事を参考にしてください!
自分史とは?就活で使えるテンプレートと書き方をご紹介!
【テンプレート付】就活で自己分析に使うモチベーショングラフの作り方と目的
未来分析:「やりたいこと」が分かる
それらは、あなたがキャリアを通して「やりたいこと」です。
次に、これらを実現するにはファーストキャリアでどのような選択を取るべきかを逆算して考えましょう。
答えるべき問いは
Q. ビジョンを実現するために必要な能力・知識は?
Q. 必要な能力・知識を得るためにどんな環境を選ぶべきか?
などです。
出てきた答えが、職種を決める際の1つの判断軸になるでしょう。
【自己分析シート付き】7STEPで終わるシートの書き方
2.職種と照らし合わせる
ステップ②では、ステップ①で明らかになった「向いていること」や「やりたいこと」を職種と繋げていきます。
注意点としては、職種は「企業内での仕事の分類」なので、企業とセットで考えましょう。
やり方は、職種からアプローチする方法と企業からアプローチする方法の2つです。
気になる職種→企業
①職種一覧を見たり、気になる職種を調査して職種理解を深める
②自己分析の結果にマッチする職種を見つけたら、募集している企業を探す
気になる企業→職種
①自己分析の結果を基に業界・企業を絞る
②絞った企業を分析する中で、エントリーする職種を決める
どちらのやり方でも、重要なのは「企業×職種」で考えることです。
説明会や選考、OB訪問を通して「その企業での職種」を分析しましょう。
どうしても職種が決まらない場合は?
総合職採用のある企業を受ける
どうしても職種が決まらない場合は、
総合職として入社すれば、複数の業務に携われたり、研修を受けた後で配属が決まります。
「どの職種もピンと来ない…」
「やりたいことが1つに決まらない…」
このような方は、総合職採用を行っている企業をチェックしてみましょう。
職種は一つに絞らなくてもいい
就活において職種は、必ずしも一つに絞らなければいけない訳ではありません。
何度もお伝えしているように、同じ職種でも仕事内容は企業によって異なります。
職種を一つに絞ったとしても、実際の企業での業務がイメージとは異なる場合もあるでしょう。
無理に一つに絞るのではなく、複数の職種のインターンや選考を受ける中でその企業での職種の解像度を上げていけばよいのです。
自分に合う職種を決めて入社後のミスマッチを無くそう
ここまでで、主要な職種から職種の決め方まで、職種選びについてお伝えしました。
重要なことは、「職種は企業とセットで判断する」ということです。
そうすることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
職種理解を更に深めたい方へ、Career Anchorでは
先輩社員50人分のインタビュー内容が凝縮された「就活レポート」を配布しています。
職種理解が深まるだけでなく、その職種の先輩社員が掲げていた就活の軸まで分かるので、あなたの就活に役立つこと間違いないです。