ベンチャーは年収が低くて激務らしい…
そんなウワサやイメージで、ベンチャーという選択肢を捨てていませんか?
今回はITベンチャー入社予定の筆者が、特に「年収」に焦点を当てて、”ベンチャー企業の年収事情”について徹底分析します!

ベンチャーの年収は大手よりも高い!?
ベンチャー企業といえば、「年収が低い」「福利厚生や研修も整っていない」そんなイメージを持っていませんか?
Fastgrowの調査によれば、
ベンチャー企業の初年度給与の平均値は25万~29万円。
年収は367万~383万円とのこと。
対して、厚生労働省の調査によると、新卒全体の初任給の平均は約21万円。
なんと、ベンチャー企業の初任給は、新卒1年目の初任給の平均と比較すると4~8万円も高いという結果になっています。
このように、設立後成長軌道に乗っているベンチャー起業であれば、年収は比較的高くなっているといえるでしょう。
なぜベンチャー企業は年収が高いのか?
では、なぜベンチャー企業の方が新卒の平均よりも年収が高いのでしょうか。
IT企業は少人数で立ち上げ可能で、少ない初期投資で利益率の高いビジネスを行うことができるため、IT系のベンチャー企業が多くなっています。
立ち上げ初期の赤字から少しでも早く抜け出すため、
少ない初期投資と高い利益率で得た利益を使い、優秀な人材へ多額の投資をする風潮があります。
ただし、ベンチャーの年収は企業規模によって大きく変わる
ただし、ベンチャーの年収は企業規模によって大きく変わることに注意しましょう。
一般的にメガベンチャーと言われる企業は高く、創業初期のベンチャー企業は低い傾向があります。

特にスタートアップ企業は、創業初期の赤字をVCから資金調達をすることで乗り越えます。
従業員への給与も調達した資金から支払われるため、事業が傾けばレイオフ(整理解雇)が行われる可能性があります。
しかし、ストックオプションなどの大手にはない待遇がある企業もあるので、一概に「スタートアップだから待遇が悪い!」とは言えません。

ちなみに、スタートアップの新卒採用はインターンからの引き抜きが多いです!
年収の高さでメガベンチャーに入社したOBのミス

私は新卒でITメガベンチャーに入社しました。

メガベンチャーを選んだ理由の一つは、”年収が高いこと”です。

しかし、いざ入社してみると、そこには大きなミスがありました。

まず一つに、給料の高さは初任給だけでは決められません。

実際には、昇給や福利厚生も考慮に入れるべきだったんです。

私が入社したメガベンチャーは、初任給こそ高いものの昇給の門が狭く、福利厚生も充実していませんでした。

年収の高さでメガベンチャーを選んだのは完全にミスでした。
年収の高さでメガベンチャーに入社したSさん。
初任給こそ高いものの、昇給やボーナス、福利厚生を考慮に入れると実際はまちまち。
初任給の高さに騙されず、福利厚生や昇給といった企業の内側まできちんとリサーチする必要がありそうです。
↓ Sさんの詳しいお話はこちら ↓

筆者が入社予定のベンチャーも、
年収は高いですが福利厚生はイマイチです。

ただ昇給はしやすく、その額も大きいので不安はありません。

良いベンチャー企業を見つけるためには?
ここからはベンチャー企業に興味のある皆さんに、優良ベンチャー企業を見つける際のポイントをご紹介します!
実際にその会社で働いている人に話を聞く
まず一つ目は、実際にその会社で働いている人に話を聞くことです。
ベンチャー企業は口コミなどの情報が少なく、企業研究がしづらいという難しさがあります。
企業の内側やリアルな部分を知るためには、やはりOBOG訪問が最適解。
業務内容やカルチャーといった企業の基礎知識から、年収や昇給などの内側の部分まで、気になることはきちんとリサーチしましょう。
もし気になる企業で働いているOBOGが見つからなければ、競合企業から探してみるのも一つの手です。
キャリアアドバイザーに相談する
どうしてもOBOGが見つからない場合は、就活エージェントやキャリアアドバイザーに相談しましょう!
Career Anchorでは、ITベンチャー企業に詳しいキャリアアドバイザーによる面談サービスを行っています!
自己分析や企業分析、選考対策など、どんな些細なことでもご相談ください!


ちょっとした悩みからOB訪問では聞きにくいことまで、
どんなことでも承ります!
コラム:OBOGに聞いた、ベンチャーに向いている人、向いていない人
新卒でベンチャーに入社した早乙女さんの声

普通でいいや、手取り足取り教えてほしいと考えている人はベンチャーに向いていないと思います。

わからなかったらまず自分で調べる。
自分で考えて、とりあえずやってみる。

そういった、自走できる人こそがベンチャーに向いていると思います。

でも正直、迷う時点で向いていないとも思います(笑)
↓ 早乙女さんの詳しいお話はこちら ↓
新卒でスタートアップに入社した宗近さんの声

僕は新卒でスタートアップに入社後、上場企業に転職し、現在は独立して起業をしています。

独立や起業を考えている人は、スタートアップに入って無名商材をゼロから売る経験をしておくと、成功の確率が高まると思います。

ただし、「成長したいと話すことが気持ちいい」と感じてしまう人は、スタートアップに向いていないと思います。

”成長”って聞こえは良いですが、実際は本当に厳しい環境下でもがくことになるので、”成長したい”と話して格好つけてしまう人は要注意です。
↓ 宗近さんの詳しいお話はこちら ↓