「等身大のロールモデル」となる若手トップの社員にキャリア論を聞く、大学生向けインタビューサイト”Career Anchor“
現在のお仕事
現在は不動産会社で新築住宅の提案をしています。
具体的な業務の流れは、まず担当地域の土地所有者やご来店されたお客様に家の建設をお勧めし、契約して頂きます。
その後住宅の細かい間取りやレイアウト、建設会社、工期を決めるんです。
そして完成したお家をお客様にお渡しする流れですね。
不動産業界の特徴なのですが、営業は住宅を引き渡しして終わり、ではありません。
ほとんどのお客様にとって新築のご契約はまさしく「人生の一大事」であり、僕らはそれにずっと寄り添う必要があります。
そのためお家のことはもちろん、プライベートなことでも様々なお悩みに共に向き合いますので、一般的な営業とは違う体力が必要です。
成果を得る秘訣とは?
成果を得る上で気を付けていることは3つ、元気と根気、そして「最後は神頼み」(笑)です。
まず、元気でいること。
お客様と接する際、元気は何よりも好印象を与えるんです。
多くの場合、初対面なら暗いよりも元気な方が信頼できますし、それで選んでくださったお客様もいます。
次に粘り強くいること。
落ち込むだけでは仕事は上手くいきませんから、もがいて少しでも前進し続けるんです。
たとえば担当地域の営業に回るとき、不愛想に門前払いされて落ち込むこともあります。
また、お客様との商談でも相性が悪いといらいらすることだってあります。
それでも叩かれてもへこたれない。食らいついていこうという気概こそ重要なのです。
最後に、人事を尽くしたら神頼みです(笑)。
ご利益があるのかを信じるかはその人次第ですが、精神的に落ち着くのがいいんだと思います。
物件の近くで神社を見つけたら必ず参拝するようにしてますし、時々お祓いにも行っています。
就職活動
私は2つの「就活の軸」にこだわりました。
海外で活躍するために「日本」を知る
将来的に海外で活躍するには、不動産を通して日本を学ぶことが必要だと考えたからです。
なぜなら日本独自の文化、そこからくる日本の強みを知ることで、海外で通用する独自の強さを身に着けられると考えたからですね。
そしてそれを学ぶため、多くある業界の中から不動産業界を選びました。
人の生活、営みと関わりが深く、日本の社会構造とも関わりが深い。
加えて住宅ローンなどの側面から金融機関とも繋がりがあるので、お金の流れを勉強することができます。
不動産業こそ日本を分析するためのベストな選択である。
そう考えたため、不動産業界が「就活の軸」になりました。
足を使っていい物を届ける
将来活躍するためには、営業が僕に一番合っていると考えたためです。
自分は文系的な人間なので、モノを作ったり、開発したりするのは向いていないと思ったからです。
また極論ですが東京大学出身者に頭を使った勝負では敵わないと思ったんです(笑)。
その製品の良さを世の中に提供していこうと思いました。
ただモノの良さを伝える時も、一番良いのは顔と顔を合わせて話すことかなと考えました。
なので、まず足を使った営業職を目指したんです。
就職活動の良かったところ
自分の就職活動には、良かった点が1つあります。
業種も場所も様々なところに行き、色んな人と知り合いました。
1人会う人ごとに就活での自分の売り込み方の学びの連続ですよ、もう(笑)。
例えば教科書通りの就活をしている人もいました。逆にオリジナルで就活をしている人もいます。
この経験で視野が広くなったと思いますし、話し方・立ち振る舞いなどを見て学べましたね。