ファーストキャリアとは?
意味はわかるけどどう考えれば良いかわからない…
就活生なら誰もが悩む”ファーストキャリア”。
今回は、ファーストキャリアの意味や、OBOGの意見をもとにしたファーストキャリアの選び方・考え方をご紹介します!
目次
ファーストキャリアとは
そもそも、ファーストキャリアってなんだろう?
ファーストキャリアとは、”新卒で初めて入社する企業や、そこで行う主な業務”を指します。
ファーストキャリアは、入社後、定年まで1つの会社で働き続ける”終身雇用”を望む場合は気にする必要はありません。
しかし、現在はVUCA時代。
変化が激しく、転職が当たり前となりつつある今、ファーストキャリアはとても重要です。
VUCA時代とは
予測不能で曖昧、かつ急激に変化する社会状態のこと。
アルバイトやインターンはファーストキャリアには含まれません!
ファーストキャリアはなぜ重要なのか?
では、ファーストキャリアはなぜ重要視されるのでしょうか?
答えは、大きく分けて3つあります。
社会人としての基礎を作ってくれるため
新卒で企業に入社すると、ビジネスマナーやメールの仕方といった、基本的なビジネススキルの研修から始まることがほとんどです。
新卒入社して受ける研修はその後のキャリアを形成する土台となるため、
”ファーストキャリアは今後のキャリアの基礎となる”という点で重要であると言えます。
転職して恥ずかしい思いをしないよう、しっかりとした研修を受けられる企業かどうか見極めよう!
すぐ転職することはイメージが悪いため
2つ目は、「ファーストキャリア選びに失敗してすぐ転職することはイメージが悪いため」です。
世間的にもよく言われているように、入社してすぐに辞めてしまうのは、あまり良いイメージを持たれません。
「前の会社を早く辞めた原因は本人にあるのでは」と思われてしまうと、転職面接も不利になってしまいます。
そのため、最低でも1年以上は働くことを見越したファーストキャリア選びをするようにしましょう。
第二新卒として転職する際に重要となってくるため
3つ目は、「第二新卒として転職する際に重要となってくるため」です。
第二新卒とは、新卒から3年目までの転職のことを指します。
第二新卒の採用面接は新卒の採用面接と同様に、”過去の経験やそこから学んだこと”が問われます。
”前社でどんな経験をしたか””そこから何を学んだか”など、以前働いていた企業のことが多く聞かれるため、ファーストキャリアは重要であるといえるでしょう。
ファーストキャリアの考え方
次に、ファーストキャリアを考えるうえで重要視すべきポイントをご紹介します。
ある程度の期間働くことができる企業か
先述の通り、早すぎる転職は「本人に問題があるのでは?」と思われかねません。
転職を有利に進めるためには、ある程度の期間は1つの企業で働くことがやはり重要です。
カルチャーマッチや理念、職場や先輩の雰囲気はどうかなど、インターンや説明会、OBOG訪問を通してしっかりと情報を集めましょう。
入社して「こんなはずじゃなかった…」とならないために、”その企業で自分が働いている姿がイメージできるか”を考えて選ぶのがおすすめです。
自分が成長できる環境か
ファーストキャリアを考えるうえで、「その企業から自分は何を得られるか」を考えることはとても重要です。
起業がしたいのか?フリーで働きたいのか?など、
自身のキャリアプランや将来の目標を考え、そのためにどんなスキルや経験を積む必要があるのかを逆算して考えましょう。
キャリアプランから逆算したファーストキャリアを考えることができれば、面接官に好印象を与えることができます。
キャリアプランからの逆算は、転職だけでなく新卒の採用面接でも重要です!
研修が充実しているか
「自分が成長できる環境かどうか」と合わせて、「研修の充実度」も考慮しましょう。
新卒で初めて入社する企業で受ける研修は、その後のキャリアの土台となります。
基本的なビジネススキルはもちろん、ITや英会話、エンジニアスキルなど、自分のキャリアプランのために必要な研修を受けられるかどうか、必ず事前に調べておきましょう。
ファーストキャリアの選び方
ここからは、Career AnchorでインタビューをしたOBOGの、
おすすめのファーストキャリアの選び方をご紹介します!
成長産業に入るのが吉
私が今から新卒入社するなら、業績と業界が伸びている企業に行きますね。
業績の伸びている業界に入れば自分の考案した施策の効果が上がりやすいので、転職も上手くいきやすいかなと思います。
自分のキャリアを良くするための一番良い手段を考えるべきです。
参考:【データサイエンティストを目指す就活生必見!】将来を踏まえたキャリア選択
僕も、成長産業を見極めることが重要だと思います。
成長産業で得た知見は、起業・転職などその後のキャリアで必ず活かすことができます。
ただし、一社目の環境が当たり前だとは思わないようにしましょう。
参考:企業と自分の”重なり”を見極めよ!楽天出身の起業家が語る「企業選びの秘訣」
Fintech業界で働くNさんも、楽天出身の起業家である岡本さんも、共通して「ファーストキャリアでは成長産業へ入ること」を勧めています。
成長産業に入れば市場で注目されている知識やスキルを身につけることができ、収入や評価にも繋がりやすい。
転職を見据えたキャリアプランを考えると、成長産業に入ることは最良の選択肢の一つといえるでしょう。
ただし、1社目の環境を当たり前だと思い、
盲目になってしまわないように注意しましょう!
ファーストキャリアの失敗例
次は、ファーストキャリア選びに失敗したOBOGのお話を見ていきましょう。
カルチャーマッチを考慮し忘れた…
僕は新卒の頃、自分のやりたいことだけを軸にして、大手IT企業に入社しました。
ただしその結果、会社のカルチャーに全く合わず、すぐに退職してしまいました。
ファーストキャリアでは、自分の強みや会社との相性をしっかり考慮するべきだったなと思います。
参考:大手とベンチャーで悩む就活生へ。両社を経験する社会人が語る「新卒のキャリア」
成長と給料しか考慮していなかった…
僕は、成長と給料の高さだけでメガベンチャーに入社しました。
しかし蓋を開けてみればボーナスや福利厚生が薄く、昇給の門も狭い。
成長についても、自分のキャリアプランに合ったスキルを身につけることができませんでした。
参考:新卒で高給・成長を求めIT系メガベンチャーへ。そこで感じた就活軸とのズレとは
Sさんの場合は、社内でスキルよりも”自社製品への理解度”を求められるようになり、自身の市場価値が伸び悩んだそう。
志望企業が本当にマッチしているか、やはりOB訪問などで確認する必要がありそうです…!
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ファーストキャリアはゴールではない!
ファーストキャリアはゴールではありません。
キャリアを俯瞰したときに、その企業でどんな価値を生み出せるのか、自分が何を学べるのかが重要です。
参考:メガバンクを蹴って地方銀行での就職を決意した銀行員が話す「キャリア選択の軸」
会社に依存し、終身雇用で働き続ける時代は終わりつつあります。
転職を見据え、自分のキャリアプランを達成する第一歩としてのファーストキャリア選びを行いましょう!
Career AnchorでインタビューをしたOBOGの多くが、
”キャリアを考えるためにはとにかく人と話せ”と話しています。
友だちでも、先輩でも、OBOGでも良いので、とにかくいろんな人と話すことを意識しましょう。
そうすれば、自分がファーストキャリアに求める”コト”や、自分の”軸”が見えてくるはずです。