「冬インターンはいつから始まるんだろう…」
「冬インターンに向けて何を準備すればいいのだろう…」
「夏インターンで失敗したから冬インターンで挽回したい…!」
この記事を開いたあなたは、冬インターンに向けて準備を始めようとしているのではないでしょうか。
冬インターンは本選考直前に企業研究や選考体験ができる貴重な機会です。
この記事では冬インターンの特徴や開催時期をお伝えするだけでなく、23卒内定者の冬インターンの参加状況までご紹介します。
冬インターンで結果を出したい方にとっては必見の内容となってますので、是非最後までご覧ください!
目次
冬インターンの特徴
冬インターンとは、大学3年の12月〜2月頃に実施されるインターンのことを指します。
冬インターンの特徴を一言で表すと、「本選考を見据えたインターン」です。
これは、学生視点でも企業視点でも同じことが言えます。
夏インターンと比較しながら、詳しく特徴を見てみましょう。
夏インターンと冬インターンとの違い
冬インターンと夏インターンの特徴を比較すると、次のような違いがあります。
夏インターン | 冬インターン | |
見られる ポイント | ・能力軸 | ・能力軸 ・企業との相性 |
学生の特徴 | ・地頭が良い ・気になる業界・企業 | ・選考対策ができている ・志望する業界・企業 |
開催日程 | ・1day ・複数days~1週間程度 | ・1day ・土日が中心の複数days |
それぞれ詳しく見てみましょう。
インターンの目的と選考で見られるポイント
インターンを開催する企業の目的は夏と冬でほとんど変わらず、「優秀層を囲い込むこと」になります。
そのため、インターン選考で見られるポイントもほとんど変わらず「能力軸」で評価されます。
その上で若干の違いとして、冬インターンは「能力軸」に加えて「企業との相性」も見られています。
夏インターンの場合、就活が始まってすぐの時期のため学生は就活軸が明確ではありません。
選考では「優秀かどうか」を判断するために自己PRやガクチカの深掘りをされることが多いです。
一方で冬インターンの場合、本選考が近いことや学生の「就活の軸」が出来上がってきていることもあり、「能力軸」に加えて「企業との相性」も見られます。
面接では、夏には無かった「志望動機の深掘り」がされることもあります。
二度と就活の軸の答え方には困らない!例文付きで回答の仕方を徹底解説【就活の軸完全攻略編③】
インターンに参加する学生の特徴
冬インターンに参加する学生は、夏と比較して「選考対策ができている人」が多いです。
まず夏インターンの選考を突破できる学生は、地頭が良いと言えるでしょう。
就活が始まってから1〜2カ月の時期のため、しっかりとした選考対策ができていないことが多いです。
Webテストの結果や面接での受け答えなどが、対策の量よりも地頭の良さに起因すると言えます。
もう一つの特徴として、夏の時期に志望業界・企業が定まっている学生は少ないため、気になる業界や企業ならとりあえず参加する傾向にあります。
一方で冬インターンに参加する学生は、綿密な選考対策ができていると言えます。
冬の時期になると、学生はある程度の就活経験や対策を積んでいます。
地頭の良さだけでなく、しっかりと選考対策ができている学生が、冬インターンには参加するでしょう。
参加企業への志望度は高いことが多いです。
本選考が近いため、志望する業界や企業のインターンに参加する傾向にあります。
インターンの開催日程
夏インターンでは、学生が夏休み期間であるため、1dayに加えて複数days〜1週間程度の長い日程のインターンも多く開催されます。
一方で冬の時期は、年末年始を除きまとまった休みがありません。
そのため、1dayや土日を使っての複数daysのインターンが多く、夏季と比較して短期間なのが特徴です。
冬インターンの開催時期や申し込み時期は?
冬インターンの開催時期は企業によって異なりますが、おおむね以下のようなスケジュール感をイメージすると良いです。
募集時期:10月~12月
選考時期:11月~1月
開催時期:12月~2月
このように、冬と言っても募集は10月頃には始まります。
冬インターンに向けて必要な準備は?
冬インターンの選考フローは、夏インターンと同じくES、筆記試験、GD、面接がメインです。
しかし、冬インターンに参加したいのなら夏以上に入念な選考対策が必要です。
既にお伝えしたように、企業は採用を見据えて冬インターンの選考を行います。
なので、夏と同じレベル感を想定して選考に望んでしまうのは大変危険です。
選考対策の中でも重要なのが、入念な自己分析です。
ESや面接を突破できる受け答えをするためには、自分のことをしっかり把握できていなければいけません。
ガクチカや自己PR、志望動機などの質問に対して“通過できる回答”をしたいのなら、自己分析を徹底して行いましょう。
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23卒内定者が語る!冬インターンに向けてやるべき準備とは?
23卒の内定者から、冬インターンに向けてやっていた準備と今振り返ってやっておけばよかったことをお伺いしました。
是非参考にしてみてください!
大手日系コンサル会社から内定を貰ったEさん
冬インターンについて、私は内定をいただいた企業の5daysインターンのみ参加しました。
やっていた準備は、「働くことで自分がどんな価値をギブしたいのか」の言語化を10月頃にしていました。
いま振り返ってやっておけば良かったことは、インターンの募集や選考などのスケジュール感を把握することですね。
9月中に済ませておくことでより良い立ち回りができたのかなと思います。
印刷大手、広告大手、ITベンチャーから内定を貰ったOさん
冬インターンについて、私は志望企業3社の1dayインターンにそれぞれ参加していました。
主にやっていたことはGD対策で、10月〜11月頃にやっていました。
やっておけばよかったことは面接対策ですね。
冬インターンを終えるとすぐに大手の本選考が始まります。
なので10月までにもっと面接対策をしておけばよかったなと後悔しました。
冬インターン参加のメリット
冬インターンへ参加するメリットを一言で言うと、「就活を有利に進められる」です。
と言うのも、冬インターンでは企業研究や選考練習ができるだけでなく、文字通り選考に有利になることが多いからです。
既にお伝えしたように、冬インターンは選考の側面が強いため、多くの企業で内定に繋がりやすくなります。
具体的には、冬インターンに参加すると特別ルートの選考や本選考の一部免除などの優遇を受けられることが多いです。
また、本選考直前ということもあり、採用担当者の印象にも残りやすいです。
このように、冬インターンへ参加することで内定に1歩近づくことができます。
23卒内定者が感じた冬インターンのメリット
23卒の内定者から、冬インターンに参加して実際に感じたメリットをお伺いしました。
大手日系コンサル会社から内定を貰ったEさん
冬インターン参加のメリットは、働く人の雰囲気や組織風土など、ネットでは分からない温度感を知れたことですね。
実際、企業の文化を肌で感じたことで志望度が高まりましたよ。
もう一つのメリットとして、インターン参加者には早期選考がありました。
一部には、特別推薦で一発最終ルートがあったそうです。
印刷大手、広告大手、ITベンチャーから内定を貰ったOさん
少しでも働くイメージをつけられることが一番のメリットだと思います。
職種についての理解を深めると同時に、社員さんの考え方や働き方を知る良い機会でもありました。
特にインターンでは質問タイムを設けている会社も多く、説明会では聞けなかった点や営業形態などを質問していましたね。
また、インターンに参加したことで特別ルートに進めたことメリットですね。
インターン後には選考要素を含む面談が設けられ、本選考につながっていると実感しました。
23卒内定者から冬インターンに向けてのアドバイス
23卒の内定者から、冬インターンに向けて準備をする24卒の皆さんへのアドバイスをお伺いしました。
大手日系コンサル会社から内定を貰ったEさん
インターンに参加する上で持つべきマインドがあると思います。
それは、チームやクライアントのために何ができるかだけを考えて行動することです。
高いアウトプットを出すのなら持つべきマインドですね。
加えて社内の方と交流する機会がある場合は、せっかくなので企業についてしっかり調べてから挑むとよいです。
印刷大手、広告大手、ITベンチャーから内定を貰ったOさん
十分に企業の内容を調べて行くと良いです。
企業のIR情報を読んで現在どの事業部に力を入れているのかを把握すると良いでしょう。
またtoCの場合は、企業のサービスを実際に使ってみるのも良いですね。
冬インターンにあえて参加しなかった先輩が思うこと
ITコンサルベンチャーから内定を貰ったNさんは、あえて冬インターンには参加しなかったそうです。
その背景や、今当時を振り返って思うことをお伺いしました。
私は就活でコンサルしか見ていなかったのですが、選考対策を優先して冬インターンには1社も参加しませんでした。
冬インターンの時期にコンサルのインターン募集はほとんどなく、むしろ本選考が既に始まっていたんですよね。
そのため、ケース対策や綿密な自己分析に時間を割くべきと判断しました。
その上で今振り返ると、他の業界ももう少し見ておくべきだったかなと思います。
当時時間が全くなかったわけではないので、、、
業界絞りは、他の業界もしっかり自分の目で見て、業界ごとの違いを比較検討できて初めて可能だと思います。
そういった意味で自分は他業界の分析を怠っていて、イメージやインターンに参加した人の話だけで判断していました。
視野を広げるためにも、コンサルに絞った理由の裏付けを確かなものにするためにも、
インターンに参加して「自分の目で見る」べきだったかなと思いますね。
冬インターンに参加して就活を有利に進めよう!
本選考前に企業研究や選考練習ができる最後の機会であるだけでなく、内定にも繋がりやすいのが冬インターンの特徴でした。
夏に失敗してしまった方でも入念な対策をして冬インターンに参加できれば、夏に結果を出した学生に追いつくことが可能です。