就活生なら一度は耳にする”キャリアプラン”。
今回は、Career AnchorでインタビューしたOBOGの、
そもそも、キャリアプランとは?
キャリアプランとは?
キャリアプランとは、
将来どんな仕事がしたいか?どんな働き方をしていたいか?など、
自分の「理想の姿」をイメージし、それを実現するためには”いつまでに””どんなことを”達成すればよいかを逆算して考えることで構築していきます。
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キャリアプランを考える理由
まだ大学生なのに先のことなんてわからない…。
なぜキャリアプランなんて考える必要があるんだろう?
キャリアプランを考える理由は、大きく3つあります。
今やるべきことを明確にするため
キャリアプランが無い場合、働く目的を見失い、ただ与えられた仕事をこなすだけの毎日となってしまう可能性があります。
しかし、キャリアプランを考えることで働く目的や目標が明確になり、
その目標を達成するためにすべきことや、目の前の仕事の意味を考えながら働くことができます。
メガバンク勤務のGさんが語る、”入社後上手くいかない人”
自分が今の仕事をやる理由を明確にできていない人は
入社後うまくいきません。
会社に入れば苦しい業務はたくさんあるでしょう。
それでも、自分のやりたいことや、その業務をやる理由や信念があれば、その苦しさは学びの機会になります。
目標を見失い仕事に追われ、潰れてしまわないためにも、自分がやりたいことは何かを明確にして就活してください。
なんとなく就職して、なんとなく働くだけの毎日では、いつかどこかで潰れてしまいます。
「自分はなんのために働いているのか?」
「将来自分は何をしたいのか?」
といった目標を決め、仕事のモチベーションを維持し続けるために、キャリアプランを考えておく必要があります。
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就活の軸をたてるため
キャリアプランで”今やるべきこと”を浮き彫りにした後、
「では、どの企業なら”やるべきこと”を達成できるか」を判断するのが就活の軸になります。
つまり、就活の軸はキャリアプランをベースに考えるため、就活生にとってキャリアプランは必須の項目であるといえます。
就活の軸でお悩みの方必見!考え方から作り方まで完全解説!
会社とのミスマッチを防ぐため
ここでは、人材業界で勤務しているNさんのお話を見てみましょう。
私は新卒で人材業界のメガベンチャーで働いていますが、
入社して3年で、同期の半分以上が退職してしまいました。
話を聞いてみると、退職した理由のほとんどが、”会社のビジョンと個人のキャリアプランとのミスマッチ”でした。
仕事内容だけに興味をもって入社した人や、キャリアプランを持たずに入社している人がすぐに会社を辞めていく印象です。
Nさんの動機は、会社とのミスマッチが原因で同期の半分以上が退職してしまったそう。
キャリアプランを明確にしてから就活を進めると、
「この企業は自分のキャリアプランを実現できるか?」
「この企業は自分のキャリアプランのために必要か?」
といった視点で企業分析をすることができるため、会社とのミスマッチが起こる確率をグッと下げることができます。
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キャリアプランの考え方
OBOGが就活生だったころの考え方
次に、Career Anchorでインタビューをした、
社会人1~5年目のOBOGの”キャリアプランの考え方”を見てみましょう。
とにかく人と出会う
キャリアプランに自分の軸は必須だと思います。
そして、軸を見つけるためには、とにかく人と出会い、見識を広げることが重要です。
実際、学生時代僕は「とにかく人と会って話すこと」を大切にしていて、人との対話で自身の価値観が大きく変わったこともありました。
キャリアプランのための”自分の軸”は、人との関わり合いの中に隠れているのかもしれません。
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ロールモデルにリアルな話を聞く
キャリアプランを考えるためには、
ロールモデルにリアルな話を聞くのが良いでしょう。
20年後、30年後ではなく、もっと短期的な目標を2~3個掲げて、目標達成に向かうのが良いと思います。
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どちらも共通するのは、”人との対話から考える”というところ。
1人で机に向かって考えるのもひとつの手だけど、
OB訪問などで多くの人と話してみるのも効果的かも。
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キャリアプランの例文
次は、OBOGの”実際のキャリアプラン”を見ていきます。
社長になりたい
私は就活生の時から、「10年以内に独立すること」を考えていました。
そのため就活の軸には、
「10年間で自分が一番成長できるか」を置いていました。
また、面接でも「社長になりたい」と答えたことを覚えています。
今でもその夢は変わっておらず、
社長になって日本の医療改革をしたいと思っています。
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宇宙に行きたい
私には、「宇宙に行きたい」という小さいころからの夢があります。
この夢をかなえるために、7年後の33歳までに年商1億、そして10年後、36歳までに年商10億を稼ぐことが目標です。
また、3~4年後には経営の道に進もうと思っています。
Sさんの場合は、ワーホリで出会ったオーストラリアの友人がキャリアプランの構築を手伝ってくれたそう。
人と話すことでキャリアプランが決まった良い例ですね!
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会社を作り売却、その後海外でVCをやりたい
僕は、自分で会社を作り、世の中で必要とされるプロダクトを作りたいと思っています。
また、事業が伸びたら売却し、海外でVCに挑戦したいです。
海外市場は日本に比べて伸びているので、市場の成長に合わせて自分自身を成長させたいと考えています。
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その他にも多種多様なキャリアプランを聞くことができました!
≪OBOGのキャリアプランの例文≫
・社長になりたい
・宇宙に行きたい
・会社を作り売却、その後海外でVCをやりたい
・誰かの人生を左右する仕事がしたい
・フリーランスや経営者として働きたい
・マネージャーになりたい
・MBAを取得したい
・後輩に慕われるかっこいい大人になりたい
・自分でサービスを作り上げたい
・10年後に経営に携わるポジションにいたい
・投資で資金をため、若手の育成をしたい
・社会で認められて影響力のある人間になりたい
入社してキャリアプランが変わってもいい
僕の場合、学生の頃は明確な目標があったんですが、会社に入ってギャップや反省が見つかって、正直今は迷ってしまっていますね。
なので次は、情報が集まる業界・職種に行こうと考えています。
自分の方向性を決めるためには、様々な業界の情報を知ることが良いんじゃないかなと。
Jさんは、学生の頃にはしっかりキャリアプランを考えていたものの、入社してから様々なギャップが見つかり迷ってしまったそう。
Jさんのように、入社してから会社や業界の内側を初めて知り、プランが変わってしまうことも勿論あります。
まずは、”今の自分は何をしたいのか”を問いかけるところから始めてみてはいかがでしょうか?
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結論
Jさんのように、入社してからキャリアプランが変わることも当然あります。
必ずしも、3年後は…5年後は…と綿密なプランをたてる必要はありません。
まずは「起業がしたい」「海外で働きたい」「お金を稼ぎたい」など、どんな小さなことでも良いので”将来やりたいこと”を考えてみましょう。
その後「”将来やりたいこと”を実現するにはどうすれば良いか」を逆算して考えることで、自分のキャリアプランは自ずと見えてくるはずです。