「そろそろ就活始めようかな…」
「一次面接について何も知らない」
「実経験に基づくアドバイスが知りたい」
あなたは早期から就活を始めようとしているのではないでしょうか。
就職活動において誰もが避けて通れないのが、「一次面接」。
この記事でわかることは下記の3点です。
①一次面接の特徴
②先輩の経験ベースでのアドバイス
③夏までに何をしておくと良いか
ぜひ最後までご覧ください。
一次面接とは?
第一のふるい
一次面接は人柄を見極めるというよりも、
人数を絞るための足切りの側面が強いです。
上記画像にあるように、選考対象となる志望者数が面接の中で最も多いのが主な理由です。
そのため、面接時間は二次面接以降よりも比較的短い傾向にあると言えます。
面接官は人事
以下にて、
①一次面接における面接官の意外な事実
②面接官の置かれた立場と一次面接の特徴
について解説します。
(実は)一緒に働く人ではない
新卒の就職活動における一次面接の面接官は主に人事の採用担当者が行います。
そして、OBの体験談として言えるのが、
実は一次面接の担当者と入社後に一緒に働くことはほとんどありません。
配属が人事になった場合は話が別ですが、
新卒採用の担当者は活動時間のほとんどを志望者との面接に使っています。
よって、あなたの入社後に一緒に働く機会はかなり限られてきます。
面接官はあくまで企業全体の一部分であるという意識を持って臨むのが、どちらの結果に転んだとしても大事です。
複数の面接官、大量の面接、明確な採用基準
一次面接官の立場・役割を予め理解しておきしょう。
採用人数が極端に少ない企業でない限り、採用担当者は複数人いて、チームで年間の採用活動を進めていきます。
採用担当者にとって、良質な人材を採用するためには大量の面接を行わなければいけません。
予めチーム内で自社が採用すべき人材のイメージ像の認識共有を文言化しておき、応募者がマッチするか否かを見極めます。
結果として、一次面接は形式的な基礎質問が中心になりやすいと言えるのです。
基本的な質問
先で述べた基礎質問について、
①ガクチカ
②就活の軸
③志望動機
④逆質問
を以下で解説します。
ガクチカ
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。
学生時代に頑張ったエピソードについて聞くことで、応募者の強み・判断基準・価値観などを浮き彫りにする意図があります。
ここでよく迷うのが「大学時代でないとダメ?」という悩み。
大学時代のエピソードが好まれる理由は、
①各行動の意図を比較的思い出しやすい
②高校→大学で価値観の変化が起きている可能性がある
上記の2点になると思います。
従って逆に、
①鮮明に当時の記憶が残っている
②当時から価値観がブレていないと感じている
上記2点が当てはまる人は、高校生以前のエピソードでも良いと言えるでしょう。
就活の軸
就活の軸とは、
「入社をする上で譲れない条件」
「入社をする上で譲れない価値観」
のことです。
一次面接、二次面接で重要となる質問項目で、「どのような軸で企業見られてます?」と聞かれる場合が多いです。
さらに、この就活の軸が最も大事になるのは、意外にも「入社後」です。
目の前の面接突破に全集中している方ほど疎かになりがちなので、これから就活を始める方はお気をつけください…!
面接官のためではなく、自分のためにこの質問に答えられるようになりましょう。
就活の軸の詳細は以下の記事で解説しています。
『就活の軸を決めるマインドセット』
そして、上記で述べた「ガクチカ」と「就活の軸」の質問に答えるためには、
いわゆる「自己分析」が必須です。
自己分析をまだしたことがない、やり方がわからないという方は、
下記画像の『7枚のシートで終わる自己分析シート』にぜひトライしてみてください。
志望動機
志望動機とは、「どのような動機でこの企業を選んだのか」です。
上記で述べた「就活の軸」と企業がどうマッチングするのか、自分の考えをわかりやすく説明する必要があります。
イメージとしては、自分の仮説を予め作っておき、それを面接官にぶつけてどこが合っていてどこに認識相違があるのかを擦り合わせます。
ここであまりにも採用人材のイメージ・基準とかけ離れていれば、残念ながらお見送りとなります。
その場合はマッチングしていないのがわかったということで、あまり気にせず次へいきましょう。
【番外編】逆質問
逆質問とは、「応募者から面接官への質問時間」です。
基本的に面接は面接官から一方的に質問がされるので、最後に応募者からの質問を受け付け相互理解を深めるのが主な目的です。
筆者のおすすめとしては、受ける企業の「決算説明会資料」(パワポ形式)を予め読んだ上で、
・過去から築かれてきた企業風土
・事業に関する近況の質問
・今後の企業方針を面接官はどう捉えているのか
などを聞けるとベターかと思います。
一次面接のポイント3選
サマーインターンの面接選考に全落ちし、
反省を生かして秋のインターン以降は一次面接に全合格した筆者のアドバイスは以下の3点です。
第一印象
一次面接において最も大事だと言えるのは「第一印象」と言えるでしょう。
心理学的に他人が一度持った印象を自分の説得により変えるのは難しいとされています。
あえてマイナスから入ってギャップ差で好感度を大きく上げることも可能かもしれませんが、短時間だと難易度は相当高いです。
したがって、一次面接は良い印象のまま押し切ってしまうのがベスト。
さらに、集団面接で大量の応募者を面接官が一気に捌く必要のある場合もあります。
第一印象が良い人・悪い人の間で最初についた差は、その後の質問で無意識のうちに大きく広がっていく傾向が強いです。
これは面接官の立場になって想像してみれば明白かと思います。
第一印象をよくする方法で最もシンプルかつ効果的なのは、「笑顔でハキハキと話すこと」です。
意識すれば誰でもできるのですが、面接に慣れていないと意外にも難しい。
いきなり本番で実践するのは難しいので、まずは日常生活から意識してみると良いでしょう。
結論ファースト
2つ目は「結論ファースト」で話すことです。
よく言われることですが、実はこれも意外と慣れていないと難しい。
端的に話すべき3つの理由は以下です。
①面接時間が短い
→自分の話す長さを短くして、会話のキャッチボールを多くするのが良い。
②面接官は何を知りたいのか未知数
→あえて端的に話すことで、相手の足りない情報がわかりやすくなる。
③独りよがりと思われるリスク
→相手に追加質問の余白を持たせない長い話をすると、協調性がないと判断されてしまう。
上記の理由を踏まえ、
結論ファーストは、面接官と自分の相互理解を深めるための効果的な手段
だと意識しつつ実践するのが良いでしょう。
仲良くなる
意外に思われるかもしれませんが、
「仲良くなること」こそが筆者の考える最も大事なポイントす!
就活が慣れていない人にとって、
一次面接は「関門」、面接官は「門番」に感じてしまうことはよくあります。
実際、筆者のサマーインターンの面接選考では、
「相手によく思われたい」と自分がどう思われるかに意識が集中しました。
そして、無意識に自分を取り繕ってしまった結果、ほぼ全滅となってしまいました。
その経験を踏まえて、秋から意識をしたのは、「お互いにプラスな時間にすること」。
そのために「面接官と仲良くなること」でした。
仲良くなってお互いに楽しいと思う時間を過ごすことは、応募者が面接官に対して提供できる最低限の価値だと言えると思います。
どうしたら面接官を楽しませることができるかを意識すると、自然と笑顔で端的に話すことができるようになりました。
仮に選考に落ちてしまったとしても、
面接が楽しい時間だったと自分が感じることができれば儲け物。
そう思うと自然にリラックスして面接に臨めると思います。
今からできる対策3選
上記3点が今回お伝えしたかったポイントでした。
最後に一次面接を受ける人たちが今からできる対策3選を紹介します。
質問を理解する
一次面接の質問は限られているので、質問内容について理解を深めておくのはとても効果的です。
以下3点を整理しておくのが良いでしょう。
①面接官は何を聞いてくるのか(What)
②面接官は何を知りたいのか(Why)
③自分はどのように答えるのか(How)
この中で最も重要なのは②の「質問における意図の理解」です。
以下の「面接質問リスト80選」では、それが詳しく解説されているので、ぜひ一度確認してみてください。
自己分析をする
既に述べたように一次面接で主に聞かれる
「ガクチカ」「就活の軸」「志望動機」の3つの質問に答えるには、
前提として「自己分析」をした上で、回答を作成する必要があります。
自己分析においては、以下3点を整理しておくのが良いでしょう。
①自分は何者なのか
②自らの価値観に向き合い、言語化する
③これから進みたい方向性を見出す
この3点が下記の自己分析シートでは全て網羅されています。
これから自己分析を始める方はぜひご活用ください。
客観的な意見をもらう
面接は自分ひとりで改善をするよりも、誰かに自分の面接を見てもらうことが上達への近道です。
自分の話し方の特徴や、相手に与える印象は自分だけでは気づきにくいです。
客観的な意見を取り入れて改善を重ねるようにしましょう。
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