浪人して大学に入学したけど、就活で不利になるか不安
受験生だけど、もし浪人したら就職で困るの?

この記事を開いたあなたは

浪人をしたら就職活動で不利になるのか不安に思っているのではないでしょうか?

この記事では

浪人を経験しながらも、ベンチャー企業から大企業まで多数の内定を得た筆者が

・浪人生は就職で不利になるのか
・浪人を就活で強みにする方法

について解説します。

浪人とは?

ここでは、高校卒業後にすぐに大学に進学せず、翌年以降の入試に挑むための勉強期間を経ること。

そして後に大学に入学した状態のことを指します。自己分析シート

結論:浪人は就職で不利ではない!

浪人をしても就活で不利になることはありません。

というのも、就活では経歴よりも人間性やポテンシャル、仕事に必要なスキルを重視するためです。

また、多くの企業で1浪、2浪は新卒として採用しています。

そのためストレートで大学に進学した就活生と区別されることはありません。

浪人をしたという理由で選考を落とされることはまず考えられないでしょう。

しかし、浪人をした経験によって「怠け癖がある」「計画性がない」といった印象を与える可能性があります。

なぜ浪人をしたのか。
浪人で成長したこと。

など、浪人についての質問をされた際にしっかりと受け答えできるようにしましょう。

筆者
筆者

筆者もなぜ浪人をしたのかよく聞かれました。
しかし、理由をしっかりと答えれば、ネガティブに捉えられたり、落とされることはありませんでした。

詳しい対策は本記事の後半に掲載しているので、そちらもご覧ください。

3浪以上は就職で不利になる場合がある

多くの企業では1浪、2浪を新卒として採用しています。

しかし、3浪からは新卒の枠から外される場合があります。

そのため、ポテンシャルが重視される新卒ではなく、実際のスキルや実務経験が重視される

第二新卒
中途採用

などと比較されるため、不利になりやすいです。

しかし、浪人をした理由やエピソードを入念に準備して面接官に伝えれば理解してくれる企業も多いです。

この記事を参考にして就活の対策をしましょう。

自己分析シート

浪人の就職が不利と言われている理由

現役生よりも年齢が高い

周りの就活生よりも1,2歳年齢が高いため

・ストレートで大学に進学した周りよりも劣っている。

・年齢が高い分、周りよりも高いスキルや能力が求められる。

と思うかもしれません。

しかし、企業は1,2歳の差をあまり重視しません。

多くの企業が1浪、2浪を新卒として採用していることからもそう考えられます。

また、文部科学省の令和3年度「学校基本調査」によれば、

大学入学者の総数は627,040人に対して19歳以上は125,289人います。

この割合は約19.9%になり、5人に1人が浪人をしている計算になります。

このことからも浪人はそこまで珍しいものではなく、気にする必要はありません。

筆者
筆者

集団面接やグループディスカッションで筆者以外に浪人生がいることは珍しくありませんでした。

怠け者だと思われる

「ストレートで大学に進学した人に比べて努力が足りなかった、そのため浪人をした。

と思われて、マイナスに捉えられると考えるかもしれません。

確かに、ストレートで大学に進学した人は多くいるため、そう捉えられることもあるでしょう。

しかし、怠け者といった浪人のネガティヴなイメージも伝え方によってはプラスに受け取ってもらうことができます。

伝え方を意識して対策をしましょう。

筆者
筆者

しかし、浪人を強みにする伝え方をするにはどうすれば良いのでしょうか?

浪人を就活で強みにするには

努力ができることを伝える

先程も紹介した通り、浪人をすると怠け者に捉えられる可能性があります。

そのため、自分自身が努力できる人間であることをアピールしましょう。

筆者
筆者

筆者は以下のように伝えていました。

自分の学力よりも高い志望校を狙っていた。そのため現役時代は成績が振るわずに落ちてしまった。しかし、諦めたくはなかったため、志望校に合格するまで継続して努力をした。
それほど高い目標に向かって努力して、結果、志望の大学に入学できた。

などの表現で、浪人を強みとして伝えることができます。

浪人で培った強みや成長を伝える

就活では就活生のポテンシャルを見るため、強みや過去の経験からの成長を重視します。

浪人は苦労する経験が多いので、それを乗り越えたことはあなたの強みや成長のエピソードに繋がりやすいです。

筆者
筆者

筆者は浪人の経験から自己分析の大切さを学んで、それを今後に活かしていることをアピールしていました。
以下は筆者の回答例です。

現役の際は模試の結果をあまり省みずにがむしゃらに勉強していた。しかし、それで成績が上がらなかったことを反省し、浪人を経て、自分の現状や目標に対しての道のりを意識するようになった。
その結果、志望していた大学に入学することができた。
また、自己分析することの大切さを学んで、常に内省して行動できるようになった。

浪人に関しての深掘り質問を対策する。

浪人したことを企業は無条件にマイナスな評価にすることはありません。

しかし、浪人をした背景や理由によってはマイナスに評価されることはあります。

企業は就活生がどういう目標や意志を持って浪人をしたのかを知りたがります。

そのため、浪人に関する質問は深掘りがされやすいのです。

よく聞かれる浪人に関する深掘り質問

以下はよく聞かれる深掘り質問です。これらの質問に答えられるように対策しましょう。

なぜ浪人をしたのですか?
・浪人をしてしまった原因はなんですか?
・その反省を活かしてどのように浪人生活を送りましたか?
・その経験から苦労したことや成長したことはなんですか?
・結果、第一志望に合格しましたか?

筆者
筆者

もちろん結果は大切ですが、就活では結果までの過程が重視されます。
第一志望に受からなくても、どう頑張ったか、その結果どうなったかを考えて伝えてみましょう。

浪人生の就活を不利にしないための注意点

留年もするとマイナスに評価される

浪人で努力することや合格するまでの計画をうまく立てられなかったことを学んだとアピールできます。

しかし、浪人ではなく、留年までしてしまうとその反省を活かすことができていないと思われます。

また2浪+1留だと3浪と同等の年齢になり、新卒の扱いから外される恐れがあります。

浪人で得た反省を活かして、しっかりと単位を取るようにしましょう。

浪人であることを気にしない

就活では浪人について聞かれることは少なくありません。

しかし、それは企業はその人の人柄や能力を見たいためであり、浪人をマイナスに捉えているわけではありません。

むしろ答え方によってはプラスに捉えられることもあります。

浪人をしたことをマイナスに考えないで、自信を持って受け答えをするようにしましょう。

就職先を妥協しない

浪人をしたからといって大企業や人気企業に就職できないことはありません。

妥協をせずに自分自身が就職したい企業に向かってチャレンジをしましょう。

筆者
筆者

筆者は浪人を経験しましたが、有名ベンチャー企業や大手通信会社に内定をもらいました。

筆者
筆者

他にも筆者の友人は、浪人を経て大手金融企業や有名メーカー企業に内定をもらっていました。

浪人をしたら自己分析をしよう!

浪人した経験は伝え方によっては就活で強みや成長を話すエピソードになります。

自分がなぜ浪人をしたのか。
浪人を乗り越えた経験

などのエピソードを考えてみましょう!

しかし、そのためには自己分析が必要です。

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