「サマーインターンに参加できなかった。」
「周りがインターンに参加していて、遅れをとってしまった。」
「インターンですら落ちるのに、本選考なんて。。。」
この記事は、インターン選考に落ちてしまい不安を抱えている方へ向けた記事です。
就職活動の進め方・インターン選考の結果に不安を持つ方が多いのは確かだと思います。
実際に筆者もその一人で、大学3年次の5月に就活を始めたものの、サマーインターンは全敗しました。
正直、就活が嫌になり2ヶ月くらい就活から離れて遊んでいました。
しかし、一念発起し、「何が悪かったのか」「どうすれば改善できるのか」を考え、行動に移しました。
その結果、秋冬インターンでは
「ESだけで決まる、定員30名の大手メーカーインターン通過」
など、高倍率の競争においても結果を残すことができました。
今回は、選考で落ちた原因とどんな行動をし、どのような結果に繋がったかをお伝えしていきます。
最後まで読むことで、就職活動のヒントになるはずです。
就活のスケジュール
さて、その前にインターンとは就活の中でどのような立ち位置にあるのでしょうか。
こちらの記事を参照していただきたいのですが、就職活動の本選考解禁日は大学3年生、大学院1年生の3月1日です。
ですので、インターンに落ちたからといって、大きく出遅れた訳では決してありません。
むしろインターンで選考経験を積めていること自体に価値があるので、ここから「どう進めていくのか」が大切になります。
インターンで落ちた後の行動が重要です!
インターンに落ちる原因
インターン選考で落ちてしまう原因は人それぞれですが、今回は代表的なものをあげたいと思います。
ESの質が悪い
Webテストの対策が不十分
面接対策が不十分
これらのどれかには当てはまるはずです。
そして共通していることは、「準備不足」です。
インターン選考は就活を始めて間もない時期に受けるので、仕方ないといえばそうなのですが、やはり準備が重要になります。
さて、それではどのように改善すべきでしょうか。
私のサマーインターンでの体験談を元に、改善策を提示していきます。
サマーインターンに全落ちした体験談
まずは私のインターン選考で落ちに落ちた経験を振り返ります。
全敗した原因を一言で言うと、企業にとって自分がインターンに参加するメリットがないと感じられたからです。
それはなぜでしょうか。
ES、面接でそれぞれ以下のことが原因でした。
ES
1.誰でも書けるようなESを書いていた (人柄が伝わらない)
主にガクチカ・自己PRに関してです。
こちらの記事にも書いたように、「人柄が伝わる」内容を書けていませんでした。
選考に落ちたガクチカは、自分の近くにいた友人でさえ書くことのできる事実ベースの内容を書いていました。
事実ベースですとどうしても人柄が伝わりにくく、企業とマッチするのかを図ることは難しいです。
それは、「何をやったのか」よりも「どのように考えて行動してきたのか」の部分です。
前者ばかりを書いていた私は、自分の人間性をアピールできていませんでした。
しかし、それでは「どう書くの?」と思う人も多いかと思います。
その内容に関しては、以下の記事にまとめてあるのでご覧になってください。
【ガクチカがない人必見】面接官も評価する、ESで「あなただけ」のガクチカを作る3ステップ!
2.企業研究が不十分だった (志望度が低い)
インターンの選考の段階では、ガチガチな志望動機は必要ありません。
しかし、ある程度はなぜその企業なのかを答えられるようにすることが大切です。
「とりあえず調べた」ではなく、目的意識を持って調べることが大事だと感じます。
自分の大切な価値観を、選考を受ける企業でも活かせるかを軸に調べると「あなたの志望動機」に繋げやすいです。
面接
自己分析の不足
私は最初、自己分析をすることを面倒くさがっていました。
「自己分析をして何の意味があるのだろうか」と思っていました。
その結果、
などという就職活動特有の質問に全く太刀打ちできませんでした。
面接では、その場しのぎの回答を繰り返し、話の一貫性を欠いた回答を毎回のように行っていました。
面接官との会話を意識できていなかった
ある程度自己分析が進んだ結果、面接も初期の頃よりは上達しました。
しかし「この質問がきたら、このように答えよう」と意識しすぎるが故に、スピーチのようになってしまいました。
そこで初めて、話す内容だけではなく、話し方・愛嬌も面接においては不可欠な要素なんだなと感じました。
実際に、社会人の何名かの方に模擬面接をお願いしたところ、
「話す内容は論理的だけど、面接を通して人柄が伝わってこない。」
「この質問にはこの回答というように決まりきっている感じがする。」
などとフィードバックをいただきました。
圧倒的に場数を
面接においては経験数も大切です。
「面接官との会話を意識できていなかった」も、模擬面接の数をこなしたからこそ気づけたと言っていいでしょう。
そして場数といっても、量を増やしすぎて質が低下してしまっては本末転倒です。
量と質ともに確保するにはどうすれば良いでしょうか。(ここで言う「質」とは面接相手のことを言います。)
それは、人事経験のある社会人・面接の勝因を言語化できる元就活生に練習をお願いすることです。
「人事経験のない社会人・とりあえず面接に受かった就活生」からのアドバイスは参考にならない可能性もあります。
せっかくなら的を射たフィードバックをくれる人を練習相手に選びましょう。
キャリアアンカーでは、筆者お墨付きの24卒が模擬面接を行う機会を設けています。
下の画像から簡単に追加できます。
インターン選考を通過するためにやるべきこと
それでは、インターンシップに落ちた場合に挽回するためにはどうすれば良いでしょうか。
ESと面接のそれぞれで説明していきます。
ES
ESに関してはその企業が求める人柄に合った、あなただけのESを作成することです。
そして方法としては3ステップです。
ESの目的を考える
まずは「なぜESを書くか」を再度確認しましょう。
ESを書く目的は、
ことです。
インターンで落ちてしまった人は、まず自身のESを振り返りましょう。
そして、この目的に沿っているか、本当にあなただけしか書けないガクチカになっているかを見てください。
私の場合は、人柄も分からず、志望度も低いような誰でもかけるESを書いていたことを反省しました。
あなただけのESを書くコツはこちらにまとめてあります。
企業が必要とする人材を考える
さて、「人柄が存分に伝わる」「志望度が高い」ESを書くだけではまだ不十分です。
なぜなら、企業は自社に合った人材を採用したいからです。
そこで、企業はどんな能力をもった新卒を欲しているのかを予想します。
例えば、メーカーだと協調性・コンサルだと論理的思考力などです。
2から逆算したエピソードを話す
「企業が必要とする人材を考える」ができたら、「その人材に合っています」ということをアピールします。
メーカーでは協調性が必要と考えた場合、ガクチカ・自己PRなどで協調性を発揮した経験をESに落とし込みます。
例えば、部内で揉め事があった際にヒアリングを通して解決に導いたエピソードなどがありますね。
この3ステップを踏むことでESの書き方も改善され、何よりも面接官も納得感を得るはずです。
面接
さて、面接に関しては自己分析、模擬面接、フィードバックを元に改善することが大切です。
自己分析
就職活動全般において必要なことはなんと言っても自己分析です。
面接で質問された時に、「自分はこんな人間です」というのをパッと答えることができます。
そして、原体験に基づいた自分ならではのエピソード・強み・弱み・志望動機を作成できます。
と言っても自己分析のやり方が分からないという方も多いと思います。
キャリアアンカーでは自己分析に関する記事もたくさん執筆しておりますので、ぜひご覧になってください。
おすすめは、モチベーショングラフ、質問リスト付き自己分析、自分史です。
模擬面接
自己分析と並行して、模擬面接の経験をたくさん積みましょう。
慣れることのメリットはたくさんあります。
どんな質問がされるのかが分かる
面接中の自分の癖が分かる
緊張が和らぎ、落ち着いて面接に臨ことができる
その際に実際に自分の面接を録音・録画し、自分の面接を客観視することが効果的です。
また、文字起こししたスクリプトを社会人の方に見ていただくことも良いでしょう。
フィードバック(FB)を元に修正
模擬面接で判明した課題をリスト化し、次の面接で改善できたか確認しましょう。
そしてまたFBをもらう→面接を分析する→改善するのサイクルを回していけば、面接はかなり上達するはずです。
この際に、面接のスクリプトを用意することもおすすめです。
FBをもらう毎に伝え方・内容を更新していくと精度も高まり、面接官が喜ぶ答え方を何度も再現できます。
最後に
この記事では筆者がつまずいたこと、それをどのように改善したのかをまとめました。
ESの目的、面接での話し方などを多くの人は疎かにしがちです。
キャリアアンカーでは就活を終えた学生が、無料で模擬面接・就活相談を行っています。