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今回は、現役Webマーケターとしてご活躍されているNさんにお話を伺った。

Nさんが入社して気づいたことや、仕事の哲学を語ってくれた。

業界・業種理解が深まる!先輩50人に聞いた就活レポート

私はインターネットメディアを運営する会社のwebマーケティング部門に所属しており、リスティング広告を担当しています。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことです。

初心者でもわかるリスティング広告とは?費用から運用のやり方まで徹底解説!

具体的には、まず過去の広告に対するユーザーの反応をもとにデザインを作成します。

そして取るべき戦略がある程度固まったら上司と相談しながらブラッシュアップしていきます。

基本的に1人で黙々と作業する時間が多く、会議は必要最低限ですね。

webマーケティングは「戦略を考える」だけではなく、 デザインや画像のような細かいことも仕事の一環なんです。

業界・業種理解が深まる!先輩50人に聞いた就活レポート

学生時代の過ごし方

結果へのこだわり

大学時代は大会に出るレベル感でアーチェリーに取り組んでいました。

アーチェリーは個人戦かつ得点を競うスポーツですので、些細なことが結果に影響します。

そのため少しでも得点を上げるためには、些事を見逃さず徹底的に原因を追究しなければなりません。

このような原因を究明し、少しづつ改善していく考え方は仕事でも役に立っています。

株式投資の可能性

僕は学生時代、趣味で株式投資をしていました。

ですので、その目的を達成するにはサラリーマン兼投資家になるか起業するかの2択だったんです。

しかし当時は「これをやりたい!」と思えるものが特になかったので、投資の道を選びました。

うまく投資を行えば、自分自身ではなくお金に働いてもらえるので、楽して稼げると思ったんです(笑)。

また株式投資を通して様々な会社を調べた経験から、経営について学ぶことが出来ました。

今でも、その経験から自分の仕事が会社にどのような影響を与えているのかを理解できるんです。

すると、会社全体の利益のための行動がハッキリと認識でき、するべきことを明確に理解できるようになりました。

学生時代にやるべきこと

経営や経済について学ぶために株の勉強をするのがいいと思います。

株価と時事は密接に関係していますので時事の勉強にもなります。

業界・業種理解が深まる!先輩50人に聞いた就活レポート

仕事の哲学

新卒入社する会社を決めた理由とその後

僕は経営者の考えがしっかりと伝わってくる距離感で仕事をしたいと思っていました。

なぜなら株を勉強するうちに経営に興味を持ち、「経営者に近いところで学びたい」と考えていたからです。

それなら大企業よりも経営者との距離が近い中小企業の方がいいなと思い、50人くらいの規模の会社を選びました。

大学で思い描いたキャリアと現在のギャップ

在学中はインターンの経験や先入観から「会社では頭を使ってスマートに仕事するんだな」とイメージしていました。

そこがいい意味でも悪い意味でも想像と違いましたね。

細部に神は宿る

先ほどの「楽して稼ぎたい」と話しましたが、そういった泥臭いことをするのは嫌いではなく、むしろ楽しいです。

「細部に神は宿る」とは正にその通りで、見落としそうなほど小さなことを突き詰めなければ原因の追究はできません。

高い立場の人ほど、経営上の細かな数字の変化を説明できるのはそれらに敏感でなければ正しく意思決定できないからです。

そのようにして原因を理解し、説明できる人こそが仕事ができる人です。

新卒時代、仕事で意識したこと

主な仕事内容はテレアポや訪問で、根性でひたすら行動量を増やすことを意識していました。

僕は性格的に頭でっかちになりやすく、行動し続けるくらいの意識がちょうどいいと思ったからです。

ただし何も考えていなかったわけではなく、目標を立て、達成に必要なものを逆算し行動するように心がけていました。

大きな目標を小問題に分割し、一つ一つの行動に落とし込む。

そうすることですべての行動が目標達成に直結している意識を持てます。

優秀だと思う社員の特徴

優秀だと感じる特徴は2点あります。

個人としての目標をふまえ、さらに会社の利益に貢献する方法を考えて行動できる人は優秀だと思っています。

業界・業種理解が深まる!先輩50人に聞いた就活レポート

キャリアビジョン

今後はもう少し今の会社で着手しているサービスを伸ばしていきたいなと考えています。

10年後はwebマーケティング中心で働きつつ、経営にも関与できるポジションにいたいです。

そして20年後、40代半ばには、投資で資金をため、若い人材に仕事を任せて育成しているようになれたらと思っています。

今まで投資して応援する対象は企業でしたが、将来は若者を応援していきたいですね。

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読者への応援メッセージ

人の意見だけで全て決めるのではだめです。

その会社の情報を自分で見て、自分で大丈夫だって判断した上で、キャリアを選びましょう。

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