「就活の軸で社風を組み込みたい!」
「就活の軸で差をつけたい!」
「社風の考え方が分からない!」
この記事を読んでいる方は、就活の軸で「社風」を伝えたいと思っているのではないでしょうか。
就活の軸で「社風」を伝えることで、「私の性格や価値観は企業と合ってます」と伝えることができます。
しかし、たくさんの就活生が「社風」を就活の軸に組み込んでいます。
正直に言いますと、「就活の軸が見つからないから、社風でいいかな」とするのは危険です。
だからこそ、他の就活生と差別化し、面接官を納得させるような軸で「御社とマッチしています」と伝えることが大切です。
最後まで読むことで、「社風」の落とし穴や他の就活生との差別化までのプロセスを理解できるはずです。
原体験を社風に落とし込む
「こんな社風で働きたい!」と決める時のポイントは、
- 辛くても頑張れた経験
- やりがいをもって活動できた経験
- 継続して続けることができた経験
での環境を思い返すと良いでしょう。
例えば、
- 大学の部活動で怪我をしたが、そこから復活しレギュラーを掴んだ経験
- 吹奏楽部で金賞を目指して各自が役割を全うした経験
- アルバイトで先輩に提案して採用され、売上UPに繋がった経験
など色々あると思います。
そしてその経験がどんな環境で行われたのか考えます。
例を挙げますと、パッと以下の3つが思い浮かびます。
多くの就活生がここでストップさせてしまいます。
確かにこのような社風は伝えやすそうですが、ここには落とし穴があります。
「社風」を伝える際の注意点
落とし穴とは、差別化ができないことです。
「伝えやすそう」ということは多くの就活生がこのような軸を話しているということです。
面接官が1日に20人ほどと面接をするとしましょう。
10人が、
と言ったらどうでしょうか。
1日が終わった時に、面接官からしたらその10人の印象としては弱いです。
この学生は風通しが良い社風に共感してくれたのか!
残念ながら、簡単には行きません。
実際のところは、
「印象付けるために、人目を引くような軸を設定してね!」と言っているわけではありません。
正しいやり方で伝えれば、あなたの社風軸を輝かせることは容易です。
「社風」で差別化するポイント
それでは、「社風」を伝える時に大切なことはなんでしょうか?
そのポイントとしては3つあります。
1. 具体的なエピソードを話そう
社風を話す際には、特に「具体的」というポイントを意識しましょう。
できていそうで多くの就活生ができていません。
多くの就活生が就活の軸で社風を話すからこそ、抽象的だと面接官の印象には残りません。
例えば、「アットホームな社風」という就活の軸を想定します。
しかし、「アットホーム」と一口に言っても抽象的過ぎます。
ですので、もう少し具体化しましょう!
「アットホーム」
- 上司とも距離が近く、ナレッジを共有しやすい環境
- チームや部署を跨いで助け合う環境
- プライベートなことも気軽に話し合える環境
しかし、今回の3つ目は注意です。
と思われる可能性があります。
「具体的であればなんでも良い」という訳ではありません。
面接官の視点に立ち、「結果」を出すための社風を具体化しましょう。
2 .「社風」は手段でしかない
さて、「なぜ『結果』を出すための社風」でなくてはならないのでしょうか。
それは、「社風」は手段の一つでしかないからです。
企業側は、「社風のどこが気に入り、うちで働くことでどんな存在になり、利益をもたらすのか」を知りたい訳です。
だからこそ、明確にするべきは2つです。
①どんな社風で働きたいのか
②その社風で働くとどんな人間になれるのか・貢献できるのか
①どんな社風で働きたいのか
これに関しては、「原体験を社風に落とし込む」で述べたものです。
自分が過去に頑張れたような社風・環境なら、社会人になっても頑張れるはずです。
さらに納得感が出るように、原体験を付け加えましょう。
この時なるべく、「就活の軸とした社風で、実際に結果を残した経験」を述べましょう。
②その社風で働くとどんな貢献ができるのか
繰り返しになりますが、「結果を出す」ための「社風」を伝えましょう。
「就活の軸 挑戦できる環境」 でも似たようなことを述べましたが、
の順に伝えることが大切です。
ですと説得力に欠けます。
その社風で働くことで「私・企業双方がwin-winです!」を伝えましょう。
例えば、「上司との距離が近く、壁打ちしやすい社風」とした場合の例を挙げます。
NG例
GOOD例
GOOD例のように、
「その社風に置かれることでどんな力を発揮し、どんな貢献ができるのか」
これを面接官に伝えないと説得力は生まれません。
3 . 社風の判断方法
さて、他の就活生と差別化する最後の段階です。
作り上げた軸が実際に企業で体現されているのかを確認する作業です。
結論は、実際に企業で働く人からお話を聞くことです。
具体的な手法としては、OB・OG訪問、インターン、説明会です。
OB・OG訪問で聞くべきことはこの記事に一覧としてまとめてあります。
50人以上にOB訪問した私が伝える!失敗しない「質問リストの作り方」
特に、「企業を知るための質問」「職種を知るための質問」「OBのキャリア観を知るための質問」が参考になるかと思います。
実際に社員の方と会う前に、2ステップまでを終わらせ、仮説を持った上でこのイベントに参加しましょう。
そして、ご自身で設定した軸の社風が「どこでどの程度体現されているのか」明らかにすることが大切です。
質問の仕方がわからなければ、
とダイレクトに聞いてしまっても良いでしょう。
もし体現されていなかったら、入社後のミスマッチに繋がりますので選考に進むかもう一度考えてみましょう。
さて、次章では3ステップを踏まえた例文を紹介します。
就活の軸「社風」の例文
1.「成長をサポートしてくれる社風」
2.「チームワークを重視する社風」
3.「風通しが良い社風」
を例文形式で伝えていきます。
赤は、社風が体現された箇所です。
青は、「その社風でどのように行動したか」という箇所です。
オレンジは、「その社風でどのように変化・貢献したのか」
「社風→成長→貢献」の順で述べると良いですが、その時の想い(青)まで述べられると説得力が増します。
そして最後に「御社で働く際には」というように、視野を広げて他にも応用することを伝えましょう。
1.「成長をサポートしてくれる社風」
2.「チームワークを重視する社風」
3.「風通しが良い社風」
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