「等身大のロールモデル」となる若手トップの社員にキャリア論を聞く、大学生向けインタビューサイト”Career Anchor“
今回は大手企業で組織開発に携わっているKさんにお話しを伺った。
「知識は実践してこそ価値を持つ」と話すKさんは、どのようにしてキャリアを決定したのか?
現在の仕事内容
組織開発の仕事は自らの会社のチームの活性化を目指し、事業の進捗させるために適切な課題設定をしながら組織そのものを改善する仕事です。
一般的に仕事を振るとき、一人ひとりに目標を設定します。
そのため目標を押し付けるだけではなく、「どうやって組織全体の能率を上げるのか」を考える必要があります。
例えば、組織開発の仕事の一例として成果の上がっていないチームの課題を探す事が挙げられます。
人間関係の問題なのか、営業スキルのような技術的な問題が原因なのか。
そういった膨大な可能性の中から、何が問題なのかを把握したうえで適切な改善行動を促すのが組織開発の仕事です。
組織開発とは?
組織開発とは、人同士の関係性の変化や相互作用を活用し、組織を変化させていくという考え方のことです。
従業員同士の関係性に働きかけることで組織を活性化し、一人一人の能力を引き出そうとするアプローチを指します。
組織開発をかんたん解説!始める前に知っておきたい効果の出る進め方
就活の決め手は「ロールモデル」
就活の軸は「成長できる環境」でした。
今の会社を選んだのは、ロールモデルになる人が多く在籍していると考えたためです。
つまりキャリアの参考になる人がうちの会社出身でビジネスの世界に多く居たからですね。
実際成長できている実感があり、選んでよかったと思っています。
ロールモデルとは?
「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。
人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。
日本の人事部/「ロールモデル」とは?
仕事を通じて適切なマインドを学ぶ
仕事では知識を持っているだけでは全く意味はなく、実際にその知識を活用する事が求められます。
どんなことでも目標設定し実際に使う。何度もPDCAサイクルを回す。そうやって向き合うからこそ学びがあります。
うまくいかなくても諦めずに継続することで、やっと得られるものがある事が分かりました。
学生時代の過ごしかた
恥ずかしい話ですが、大学生活は主だった活動は特に何もしていませんでした。一番後悔しています。
しかし、大学3年生の頃、突然社会に対して何か価値を残したいと考えました。その中でビジネスは有用な手段だと考えたんです。
ビジネスの世界で、死ぬまでに大きな仕事をして価値を残すために必要なのは何か?
そう考えたとき、私自身が成長する必要があると思い「成長出来る環境」を探し始めました。
インターンで得た「企業観」
Appleで3年間契約社員として働いたことが今の企業観に影響を与えています。
組織開発をしていると、企業文化を作ることの難しさを痛感します。
多くの企業は企業理念を唱えているが、有言実行できていません。
このような強いカルチャーが強い企業を作るのだな、と学びました。
やるべきことは「本気になる」こと
大学生活にやるべき事は恋愛やサークルでも良いので一つの事を本気で頑張る事です。
これをちゃんとやれた人間は就職活動でも頑張ったことを話せます。社会人になっても、努力するスタンスがあるので、誰よりも貪欲に成長できます。
仕事の哲学
私が思う活躍する人の特徴は下記の3点です。
こういった人材が将来求められるようになるのではないか、と考えています。
今後のキャリアビジョン
平日の夜間や土日にスキルを学習して、MBAを取得したいと思います。
また、MBAを取るタイミングで育休も取りそうなので、そこで社会人を休んでいる間に新しいビジネスを展開したいと考えています。