今回扱うのは、「Will Can Mustの法則」を用いた自己分析フレームワークです。
Will Can Mustの法則ってなに?
具体的にどうやってやればいいの?
書き出したはいいけど、その先どうすればいいかわからない…
そんな悩みを抱えるあなたに、
本記事ではWill Can Mustの自己分析のやり方や考え方をご紹介します!
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目次
Will Can Mustの法則とは?
Will Can Mustの法則とは、キャリアプランの設計など、将来の目標設計をする際に用いる自己分析のフレームワークです。
またWill Can Mustの自己分析では、キャリアプランの設計だけでなく、「自分に最も適した仕事は何か」を探すことができるため、就活生にとって最良のフレームワークといえます。
Will Can Must自己分析のメリット
Will Can Mustの法則を用いて自己分析を行うメリットは、大きく3つあります。
1.過去の振り返りからキャリアプランの策定までを一括で行える。
2.現状自分が克服すべき課題を洗い出すことができる。
3.自分にとって最も良い働き方が見つかる。
対してデメリットは、”考え方が難しい”というところにあると思われます。
以下では、具体例とともにWill Can Must自己分析の考え方をご紹介します。
実際に手を動かしながら、Will Can Mustで自己分析を行ってみましょう!
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Will Can Mustの考え方や具体例
Willは、「やりたいこと」や「なりたいもの」
Willは、自分がやりたいことや、なりたい姿といった、将来の夢や願望を表します。
「起業がしたい」「マーケティングがやりたい」といったものから、「家庭を持ちたい」「車が欲しい」など、
Willの例
・起業がしたい
・マーケティングがやりたい
・幸せな家庭を築きたい
・車が欲しい
・30代までに年収1000万
Canは、「できること」
Canでは今までの人生を振り返って、自分が「できること」を書き出します。
資格やプログラミングなどのスキルに加えて、学生時代に頑張ったことや、性格面の強みも書き出してみましょう。
資格やスキルだけでなく、過去を振り返って自分の人生を見つめ直すことで、自身の価値観を知ることがポイントです。
Canの例
・TOEIC800点
・事業を立ち上げた経験がある
・負けず嫌い
・冷静に物事に対処できる
Mustは「すべきこと」
Mustには、Willで書き出した「やりたいこと」を達成するために「すべきこと」を書き出します。
それに加えて、企業や業界が「新卒に求めること」や、「自分はどう会社に貢献できるのか」も書き出しましょう。
ここでは、目標達成のために「今の自分に足りないところ」や、「仕事に必要なこと」を理解することが目的になります。
Mustの例
・営業成績1位になる
・5年以内にマネージャーになる
・周りを巻き込んで新しい価値を創造できる
・自ら考え判断し、何事にもチャレンジできる
・ストレス耐性がある
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Will Can Mustの重なりの考え方
Wii、Can、Mustを書き出したら、その3つの中で共通している部分はなにかを考えます。
・やりたいことであり(Will)
・自分の強みであり(Can)
・会社も求めている(Must)
この「Will Can Mustの重なり」こそが、自分の理想とする生き方であり、自分に最も適した仕事であると考えることができます。
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Will Can Mustの重なりを考える際のポイント
WillとCanの重なりから考える
Will Can Mustを用いて自己分析をする際は、まずWllとCanの重なりを考えてみることをおすすめします。
なぜなら、
やりたいこと(Will)が実現でき、自分のできることや強み(Can)が活かせる仕事こそが、「自分が最も理想とする働き方である」と言えるからです。
そのため、一旦Mustは置いておいて、「WillとCanに重なる部分は何か」を考えてみましょう。
また、重なりを考える際は、一度書き出したものを適宜具体化したり、抽象化してみることもポイントです。
Mustを当てはめてみる
次は、会社が求める人材(Must)を当てはめてみましょう。
上図の例を見てください。
企業Aは「ストレス耐性があること」
企業Bは「世界を相手にチャレンジすること」
企業Cは「当社の価値観と合う人」
を新卒に求めているとします。
ここで、企業AとCは自分の「WillとCanの重なり」と不一致、企業Bは一致している場合、
企業Bこそが、自分の理想としている働き方を実現できる会社であると言えます。
WillとMustの重なりの考え方
やりたいこと(Will)と企業が求めること(Must)が重なっているが、
できること(Can)とは外れている場合はどのように考えればよいのでしょうか。
この場合は、「自分がやりたいことであり、かつ企業もそれを求めているが、今の自分には実現することができない」。
この場合は、今の自分には何が足りないのか?どうすれば克服できるか?を言語化できるようにしましょう。
言語化することで、「自分の課題まで分析できているんだな」と面接官に好印象を与えることができます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
Will Can Mustの法則を用いて自己分析を行えば、自分の価値観や課題を分析できるだけでなく、企業とのミスマッチを防ぐことができます。
ただし、1つのフレームワークだけに頼らず、他の自己分析フレームワークも試してみましょう。
様々な観点から自己分析を行うことで、よりきめ細かな志望動機を作ることができます。
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