ガクチカの書き方が分からない!
結果を残したエピソードがない!
ガクチカで他の就活生と差をつけたい!
この記事を読んでいる人は、ガクチカに関して悩みを持っているのではないでしょうか。
ESでガクチカを書く際、書き方によっては面接官に人柄が伝わらなくなります。
そのため、今回は人柄が伝わる「あなただけ」のガクチカを書く方法をお伝えします。
特に、「エピソードがない」「他の就活生と差をつけたい」と思っている人は必見です。
ぜひこの記事のノウハウを吸収し、ESでは「あなただけ」のガクチカを作っていきましょう。
ガクチカとは
ガクチカとは、学生時代に力を入れたことの略語です。
企業がガクチカを聞く理由は、人柄やモチベーションの源泉を知るためです。
そんなガクチカですが、このように思う就活生も多いようです。
就活をしていると数値的な結果を残したエピソードでなくてはならないと思うかもしれませんが、はっきりと言います。
結果はインパクト、数字は具体性を持たせるために必要ですが、それらがないからといって落ちるということはありません。
では、どうすれば良いのでしょうか。
それは次の「ガクチカの評価基準」で記述します。
ガクチカの評価基準
ESや面接を通して、ガクチカはどのような観点から評価されるのでしょうか。
それは、企業に合った「モチベーションの源泉」や「活躍するポテンシャル」があるかです。
そのため、学生時代に結果を出しているかどうかなんて関係ありません。
その人が活動の「プロセス」でどのように「考え」て「行動」したかが大切です。
そして、その内容が企業の欲する人材として合っているかどうかが重要になります。
「大学時代にサッカーで全国優勝したからコンサルで活躍できる」
「アルバイトリーダーをしていなかったから、商社に入れない」
なんてことはありません。
そこに因果関係なんて1mmも存在しないんです。
しかし、「それでも不安だ」という人もいるかと思います。
それでは、具体的にどうすればガクチカで面接官に評価されるでしょうか。
「ガクチカとは」でも提起したように、「再現性」を高めたガクチカを伝えることです。
簡単に言うと「再現性」とは、学生時代の経験から「うちの会社でも活躍できそうだな」と思わせることです。
例えば、大学・高校時代に野球で活躍した選手がプロ球団に呼ばれますよね。
それは、大学・高校時代での活躍から「うちでも活躍してくれそうだな」と思わせているからなんです。
面接でも同じです。
学生時代の経験から、「うちの企業でも活躍してくれそうだな」と思わせたら内定に繋がります。
再現性を高めたガクチカとは
それではESで「再現性」を高めたガクチカを書くにはどうすれば良いでしょうか。
ポイントは「具体的」に書くことで、面接官にガクチカの場面をイメージさせることです。
取り組んでいる姿を映像として浮かび上がらせるとも言い換えられます。
面接官はガクチカのエピソードで活躍する姿から、自社の業務にはどのように取り組んでくれるかを考えながら面接をします。
ですので、ES・面接ではガクチカの場面をいかにイメージさせられるかが肝になります。
先ほどと重なりますが「具体的」とは、その活動でどんなことを「考え」て「行動」したのか、ということです。
そして、それらを具体的に書けば人間性が溢れたガクチカになります。
ガクチカがないと困っている人も中にはいると思います。
よく「学生時代に長期インターンをやれば、就活で有利」という話を聞きますが、そういう訳ではありません。
実際に過去にインタビューさせていただいた川上さんは以下のように仰っています。
「ガクチカを作らなきゃ」と思って生活するのではなく、自身の夢中になった経験を伝えることが大切です。
実際にこちらの記事では川上さんのインタビューが掲載されています。
就活を控える学生へ向けて、学生生活の過ごし方が詳しく記載してあるので
ぜひご覧になってみてください。
話は戻りますが、それではどのようにガクチカを作れば良いでしょうか。
簡単に書きますと、
これをするだけであなただけの素晴らしいガクチカになります。
その詳しい方法はこの後に記述していきます。
イメージが浮かびにくいガクチカ
まずは、筆者が以前テンプレに沿って書いたガクチカをご紹介します。
このテンプレに沿ったガクチカは以下のようになります。
この書き方自体を否定する訳ではありません。
確かに綺麗にまとまっています。
しかし、筆者が取り組んだことを面接官がイメージすることは難しくなってしまいます。
なぜなら、広く浅く書いてしまっているため、事実が大半を占めているからです。
事実から就活生の人柄を読み取ることは難しく、あなたが働いているイメージができなくなってしまっています。
イメージしやすいガクチカ
具体性を上げたものは以下のようになります。
先ほどの事実ベースよりも情景が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
どうでしょうか。
目標に向けて一生懸命に取り組んでいる映像が浮かんできませんか。
このように、面接官に情景をイメージさせるつもりで書いてみてください。
面接官に情景をイメージさせるポイント
面接官に情景をイメージをさせるためにはどのように書けば良いでしょうか。
ポイントは3つです。
①広く浅く書かない
イメージしにくいESのガクチカでは、
「2つの施策をしました。1つ目は、2つ目は」
の文言で、「何をやったのか」は書かれていますが、「どのように」やったのかは書いていません。
それは、2つの施策を書こうとしたが故に一つ一つのボリュームが少なくなっているからです。
取り組んだことを広く書かず、深く掘り下げるように書いていきましょう。
②第3者を登場させる
第3者を登場させ、その時の会話を描写することで、イメージが浮かびやすくなります。
小説を読んでいるときは、会話が頻繁に出てきます。
その情景はイメージしやすいですよね。
この方法をESでガクチカを書く際にも応用します。
③自分の性格・感情を描写する
自分の価値観・人柄をESで伝える上で何が大切でしょうか。
それは、ガクチカに「なぜその活動を始めたのか」「活動でどのように感じたのか」を書くことです。
そしてその方法は、あなたの性格・感情をそのまま記述することです。
それを書くことで他の誰でもない「あなただけ」の価値観が反映されたガクチカに近づきます。
まとめ
ESでガクチカを書く際、「何を」「どのように」取り組んだのかを書くことが大切です。
特に「どのように」の部分を書くことで、その人の活動を面接官もイメージできます。
もちろん、この記述で「テンプレ」とした書き方を否定している訳ではありません。
読者の方のエピソードを際立たせられるガクチカの書き方を見つけて、「あなただけのガクチカ」を作成しましょう。
さて、良いガクチカのESを書けたとしても面接での伝え方・基本的なことができていないと落ちてしまいます。
キャリアアンカーでは、一次面接を突破するノウハウをこちらの記事にまとめています。
ESと面接、両方の実力を高めていきましょう!