就活をするうえで避けられない”キャリアプラン”。
あなたはESや面接でこのような質問を投げられたことはありませんか?
「あなたのキャリアプランを教えてください」
この記事では、キャリアプランの「作り方」から「面接に至る重要事項」までまとめてご紹介します。
「面接官に共感してもらえるキャリアプランを作りたい」
「納得のいく就活をしたい」
こう思われる方はぜひ最後までご覧ください!
1.就活における”キャリアプラン”
そもそもキャリアプランとは
キャリアプランとは
のことです。
〇〇歳で課長になり、いついつまでに海外駐在を経験するなど、
仕事上の理想を達成するために必要な将来設計図です。
曖昧な表現やいい加減な回答では企業の志望度や将来性を疑われかねません。
面接の頻出質問の一つなので、予め準備しておくことをオススメします。
Career Anchorが提供する「面接質問リスト」でも、キャリアプランに関する質問を掲載しています。
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面接官がキャリアプランを聞く心理
「入社してくれたらどのような活躍をしてくれるのか」
面接官はこれを知る手がかりとして3~10年単位のキャリアプランを尋ねます。
これには、学生だけでなく企業側にとってもミスマッチを起こしたくないという背景があるのです。
企業における採用の成功は「自社が求める人材を獲得すること」です。
では企業が求める人材とは何でしょうか?
企業=営利組織であることを前提にすればこれは端的に表現できます。
それは企業に対して高い価値を長期間にわたって残してくれる存在、これこそが企業の求める人材です。
数式で表すのであれば以下の通りになります。
企業における社員Aの総価値=企業への貢献×勤続年数
※貢献は非数値・潜在的な要素も含みます
もちろん採用担当者も人なので、「元気がある学生が良い!」といった個人的な好みも選考に影響します。
しかし、企業は営利組織である以上、その人がどれだけの価値を残してくれるのかが最も重要視されます。
「自社で活躍してもらえる人を高確率で採用したい」
そんな思いで採用担当は志望動機や企業理念への共感といった様々な角度から学生を見定めようとします。
この中でキャリアプランは、その人がどのような形で企業に貢献してくれるのかを知る一つの指標として用いられるのです。
2.キャリアプランの作り方
ここまで、キャリアプランを聞く面接官の心理について述べました。
ここでは魅力的な学生だと面接官に思ってもらうためのキャリアプランの作り方の一例をご紹介します。
自分を探る
本心から出たキャリアプランでしか相手の心を動かすことはできません。
そのために、あなたが将来何を実現したいのかを客観視する必要があります。
例えば、モチベーショングラフを作成することで職の適性や新たな価値観を発見することに繋がります。
これは過去の出来事があなたの進むべき道を方向づけるためです。
また、未来を深掘りすることも忘れてはいけません。
キャリアプランを作成する方法は他己分析や社会人の話を聞いて回るなど様々です。
Career Anchorの自己分析シートでは将来像を固めることができます。
自分の尊敬する人は誰か、そしてなぜ尊敬するのか。
写真やカラーペンを用いる等、イメージしやすいようになるべく具体的に記入することがポイントです。
将来像に関するページでは写真の質問以外にも仕事で不可欠な条件を再発見をすることもできます。
その他に自分史や未来逆算など、過去と未来両方の深掘りを見本付きで自己分析することも可能!
キャリアプランと一緒に自己分析全般を見直したい方にはオススメです。
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【無料の自己分析シート付き】7STEPで終わる自己分析シートの書き方
企業を知る
入社後のミスマッチを避けるためにも、志望企業のリサーチは欠かせません。
例えば、海外進出の予定がない企業で華々しい海外転勤を主張するのはマイナス評価になりかねません。
企業も就活生同様、学生とのミスマッチを起こしたくはないのです。
緻密な企業研究をもとにしたキャリアプランは、採用担当に「企業に成果を残すであろう人材だ」という好印象を与えます。
企業が提供するIR情報に目を通すのはもちろん、OB・OG訪問といった社会人の生の声に耳を傾けることも重要です。
「企業研究もしたいけど、業界の知識をもう少し固めたい」
そのような方はCareer Anchor が提供する「就活レポート」がおすすめです!
社会人50人にお伺いした業界の裏話や実態をまとめています。
自分が志望する業界の理解に不安がある方はぜひご覧ください!
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3.いざ面接!押さえておきたい注意点3つ
精巧なキャリアプランを練ろうとも、大事な場面で相手に伝わらなければ水の泡。
双方にとって「いい会社(人)に出会えた」と思えるように最後の伝え方にまで気を配りましょう。
キャリアプランにおける注意点3つを話す前に、まず面接における大原則をお伝えしておきます。
それは面接が減点方式であるということです。
面接はテストと違って面接そのものに点数をつけるのは困難です。
そこで企業側はミスマッチを避けるために就活生を注意深く観察します。
革靴が汚れていれば目につくように、面接内容においても聞いていて違和感・疑問点があると減点されていきます。
減点されない面接を心がける、この大原則を忘れないようにしましょう。
キャリアプランを語る上で避けたい3つのこと
キャリアプランを面接で伝えるにあたって、気をつけてほしいことは3つあります。
一見シンプルですが、面接において大切な要素ですので意識しましょう!
質問に対しての回答時間は30秒~1分程度が望ましいです。
相手の頭に残りやすい文量を伝えられるようにしよう。
会話内容や自身の価値観と相違がないようにしましょう。
過去と未来の乖離や話に一貫性がないことは、大きなマイナス要素に変わります!
覚えてきた内容を淡々と言うだけでは相手の心を動かせません。
少しの抑揚で企業への熱意も表現できるので、棒読みだけは避けましょう。
校長先生がいくら良い話をしていても、ついつい私たちはつまらないと感じてしまいます。
同じく、面接においても話す内容以上に話し方は相手の印象を左右します。
聞いていて分かりやすいキャリアプランを相手に届けましょう。
最後に
ここまでキャリアプランの考え方から伝え方まで説明しました。
「将来に対してイメージが沸かない」
「何もしたいことがない」
キャリアプランを作り始めること自体、大きな壁に感じてしまう人もいることでしょう。
ですが、キャリアプランを考えることで
・自身の企業選びの軸の精度を高めることができる
・企業研究の解像度を高められる
・自身のライフプランを考えるきっかけになる
といった恩恵を受けることもできます。
以前、メガバンクに勤めるGさんにインタビューをしました。
Gさん曰く、学生の時に考えた働く理由・将来の展望が仕事での障害を乗り越えるうえで大きな支えになっているとのこと。
自分が今の仕事をやる理由を明確にできていない人は
入社後うまくいきません。
会社に入れば苦しい業務はたくさんあるでしょう。
それでも、自分のやりたいことや、その業務をやる理由や信念があれば、その苦しさは学びの機会になります。
目標を見失い仕事に追われ、潰れてしまわないためにも、自分がやりたいことは何かを明確にして就活してください。
下の記事ではキャリアプランの例文をまとめています。
現在活躍されている社会人の方々の持つビジョンも紹介されているので、ぜひ参考にしてください。
企業にとって、新卒採用は先行投資そのもの、学生のポテンシャルを高く買います。
それに対して、学生から提示するキャリアプランは
「御社で私は~成果を出せるでしょう」
という自身の投資価値を示す最大のチャンスとも考えられます。
生かすも殺すもその人次第。
キャリアプランが面接における得意質問になることを期待しています!