面接では必ずと言ってもいいほどよく聞かれる就活の軸。
面接官「就活の軸を教えてください。」
就活生「私の就活の軸は、『挑戦できる環境』です。」
このような軸を掲げている就活生は多いですが、この「挑戦できる環境」を伝える時には注意するポイントがあります。
今回はこの軸を選定する就活生向けに、他の学生と差別化して、圧倒的に評価されるコツをご紹介します。
面接官を惚れさせる軸を作って、選考通過率を上げていきましょう。
【はじめに】就活の軸とは
「就活の軸」とは、「企業選びの軸」とも言えます。
企業を選定して選考に進む上で、これだけは「譲れない条件・こんな会社で働きたい」という想いの指標になるものです。
面接では、面接官が「うちの会社にあっているのか・本当に志望度が高いのか」を見極めるためにこの質問をします。
だからこそ、この質問にうまく答えれば面接官を納得させられます。
一方で、就活の軸が曖昧だと「うちには合わない・志望度が高くない」として、お祈りなんてことも。
就活の軸を正しく作ることは効率的な就職活動の実現に加え、面接でのアピールにも繋がります。
【就活の軸ー作り方】挑戦できる環境
そこで、今回は「就活の軸」の作り方・伝え方を「挑戦できる環境」バージョンで実践します。
就活の軸を作る上で大切なのが自己分析です。
「また自己分析か・・・」と思ったみなさん。
そうなんです、自己分析です。
就活の軸だけでなく、面接で一貫性を持たせるため、過去の経験をスムーズに引っ張り出すために自己分析は必須です。
今回の流れとしては
①「過去の経験の洗い出し」(具体化)
②「それぞれどんな挑戦だったかを考える」(抽象化)
③「1つの軸にする」(まとめる)
の順番です。
例えば筆者の場合は、
「自分がやりがいを感じた時はいつだろう?」
「大学受験の時に、模擬試験の結果が合格率20%以下の大学への合格に向けて努力している時にやりがいを感じたな。」
「フルマラソンにいきなり挑戦して、自身の記録が向上して、最終的に目標を達成した時が楽しかったな。」
「苦手だったテレアポに挑戦して、試行錯誤することでインターン先で最もアポ数を獲得した時にやりがいを感じたな。」
次に、これらがどのような挑戦だったのかを考えます。
筆者の場合は、
そしてこれらを軸に落とし込みます。
この例で言うと、「困難なことにも果敢に挑戦できる環境」等になります。
【就活の軸ー伝え方】挑戦できる環境
ここからは、面接での伝え方にフォーカスします。
NG例とGOOD例を挙げましたので、どこが良いか・悪いか、まずご自身で考えてみてください。
NG例
1つ目は、困難なことにも果敢に挑戦できる環境です。
2つ目は、・・・
いかがでしょうか。
一見悪くはなさそうですが、この伝え方では面接官には響きません。
なぜなら、「この企業でないといけない理由」が不足しているからです。
面接官は「他社でも同じことを言っているのだろう」という印象を持ちます。
企業は熱意があって、成果をもたらしてくれる学生に入社して欲しいと思っています。
成長は結局どの企業でもできるので、
「この企業のどこが就活の軸と当てはまると感じたのか」を伝えるべきです。
では、GOOD例を挙げます。
GOOD例
いかがでしょうか。
その企業でなくてはならない理由や熱意があり、入社後の貢献イメージが浮かびます。
企業側は、就活生がいかに貢献してくれるかを見ています。
そのため、就活生の「挑戦」が企業にとってどのようなメリットがあるのかを伝えましょう。
ご紹介したのはほんの一例にすぎませんが、このように自分だけの就活の軸の設定、伝え方を見つけていきましょう。
「挑戦できる環境」の軸を作る上でのコツ
「挑戦できる環境」の軸をより細かく作り、「なぜ御社なのか」を説明できるようにすることが大切です。
そのために必要なのが、業界・企業分析、自己分析です。
業界分析・企業分析
この企業でどんな挑戦をしたいのか、すなわちなぜこの企業でなくてはならないのか
挑戦することで、企業にどんな利益をもたらせるのか
どんな環境で挑戦していきたいか
自己分析
その挑戦を通してどんな姿になりたいか・どんな貢献をしたいか
「挑戦」を掲げる就活生はたくさんいます。
だからこそ、あなたならではの尖りを見せていきましょう。
【自己分析】就活の軸を納得感あるものに!
さて、最後になりますが就職活動において自己分析は欠かせません。
例えば、「他に何かを成し遂げたことはありますか?」「その活動をなぜ始めたのですか?」など、色々聞かれます。
その時に、スッと自分の引き出しから取り出すためには自己分析は必須です。
キャリアアンカーでは、簡単かつ効率的に自己分析ができるシートを無料配布しています。